【竹下流・社長の習慣#2】早起きは「三文の徳」ならぬ「読書の徳」?
竹下産業代表の竹下敏史です。
皆さんは朝、どのように1日を始めていますか?
特に社会人の朝は準備に追われ、慌ただしさの中で始まることが多いもの。
しかし「朝活」という言葉もあるように、朝の時間の有効活用にこそ、一日の充実度を左右するカギや仕事の質を変えるヒントがあるはず。そこで私も50歳を迎えた昨年から、朝の時間の使い方を少し変えてみました。
■50歳から変えた朝の習慣、起床後すぐに読書を開始
昔から目覚まし時計を使わなくても毎朝4~5時頃には目が覚める体質の私。これまでは起床後、メールやニュースなどをチェックする日々を送っていましたが起きたらまず、本を読むように。そうして15~30分ほど読書した後に準備をし、6~7時頃に会社に向かっています。
会社に着いたら、事務所のゴミを捨てて掃除機をかけ、それからトイレ掃除をするのですが、その後がポイント。以前まではメールチェックをして仕事に取り掛かっていたのですが、現在は起床後の読書時間に加えて、また1時間ほど本を読んでいます。常時、3~4冊を併読していますね。
■発想の転換で、「やる気を待つ」→「読んでからやる気を出す」
これまでも頻繁に本を買っていましたが、読まずに積読状態のものが多数を占めていました。と言うのも、「空き時間ができたら…」「メールの返信が終わったら…」と思って読むのを後回しにしているうちに、社員が出社。そうすると社内が賑やかになるので、余計に読書の時間を取らなくなる——そんな日々を繰り返していました。
なので、「やる気になったら本を読む」のではなく、「本を読んでからやる気を出す」という順序に変えたのです。
これがかなり上手くいっています。実際、これまで本を買ってもなかなか手付かずの状態でしたが、現在は週に4冊くらい読了できるようになりました(併読が自分に合っているのかはまだ手探りですが)。
気になった箇所には付箋を貼ったり、ノートに転記したり、自分宛にメールで送ったりと、試行錯誤しながらアウトプットも行なっています。
この新しい習慣では、単なる知識以上のものを得ることができました。朝一番に本と向き合うことで、その日一日の仕事に対する意識や姿勢まで変えてくれるような気がしています。
読書を通じて得た知見は、すぐに結果として表れるものではないかもしれません。しかし、知識を少しずつ積み重ねていくことで、必ず経営判断や事業展開に活きてくると信じています。ぜひ皆さんも、朝読書やご自身に合った「朝の投資時間」について考えてみてはいかがでしょうか。
最後に執筆時点で読んでいる本をご紹介したいと思います。
(左から)「THE HEART OF BUSINESS(ハート・オブ・ビジネス)――「人とパーパス」を本気で大切にする新時代のリーダーシップ」(https://amzn.asia/d/cp87Q2U)
「社員の力で最高のチームをつくる――〈新版〉1分間エンパワーメント」(https://amzn.asia/d/6XcFsiY)
「社長の言葉はなぜ届かないのか? 経営者のための情報発信入門」(https://amzn.asia/d/aPtYNu1)
「DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2024年12月号」(https://x.gd/R49le)
(写真はありませんが)「経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目」(https://amzn.asia/d/gpBfsPL)