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【竹下流・社長の習慣#1】瞬時のひらめきを形にする、メモ活用術

竹下産業代表の竹下敏史です。

今回は、父から代替わりし、10年以上当社の代表を務めている私が「社長として大切にしている習慣」をテーマにお届けしたいと思います。

皆さんは、実業家の前田裕二さんによる『メモの魔力』(幻冬舎)という本をご存知ですか?累計76万部を超える同著では、メモを取ることの意義や「知的生産」のための具体的なメモの取り方などが紹介されています。

私もこれに同じく、経営者として真っ先に挙げる習慣が「メモを取ること」。それぐらい経営者として欠かせないと感じている習慣で、外出先でも何か思い付く度にスマホにメモを取り、忘れないうちにその内容を自分のパソコン宛に送っています。平均で1日に5~10通、多い時は20通ほどになりますね。

備忘録としての役割も兼ねていますが、何よりも「その瞬間に閃いたビジネスアイデアや考えを忘れないようにしたい」という思いが強いです。そのため、時には会話の途中でも断りを入れてメモを取ってしまうことも…。

ただ、実際に読み返してみると、本当に優れた気づきやアイデアはほんの一握り。1週間に1~2件あれば良い方です。メモを取った時は「これは画期的なアイデアだ!」と確信していても、後になって「なぜわざわざメモしたんだろう?」と、理由さえ思い出せないことも多々あります。

しかしその中に時として、新規ビジネスに繋がるアイデアや業界の常識を覆せるかもしれない発想が紛れ込んでいるのです。そんな時はシステム開発会社や専門家に相談し、そのアイデアをサービス化するまでの工程表を作り、必要な投資額を算出する。廃棄物処理に関連する法令や各種規制との整合性を確認し、採算ラインを見極める。

そんなことを考える時間やプロセスが楽しくて仕方ありません。「もしかしたら業界の慣習をひっくり返せるのでは?」と想像すると、ワクワクが止まらない。もちろん、実現までこぎ着けられるのはその中のごく一部ですが、考えたり挑戦したりし続けることに意味があると考えています

現在も世の中の困りごとをサービス化しようと、特別管理産業廃棄物の保管庫の設置を検討しています。複数のお客様から同様の問い合わせが来る度に、「どうしたら解決できるだろうか」「思い付いた方法は合法なのか」「この許可を取れば解決に近づくのではないか」「許可が取れ次第サービス化して広報活動もしよう」…毎日、そんなことばかり考えています。

業務の漏れを防ぐのに非常に役立つのはもちろん、新たなサービスや事業革新の源泉にもなるメモを取る習慣。皆さんも仕事における気づきやアイデアを記録して、未来に繋げる習慣を実践してみてはいかがでしょうか。

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