「ベルギー史」 ジョルジュ=アンリ・デュモン
村上直久 訳 文庫クセジュ 白水社
ベルギー史の大まかな流れ
各伯領→ブルゴーニュ公領→ハプスブルク家→ネーデルラント17州(南北ネーデルラント)→フランス革命・ナポレオン時代にフランスに占領→ベルギー独立(1830年代、国王は英国王家の親戚からなってもらう、レオポルド1世)→レオポルド2世(コンゴ(最初はスタンレーの探検の援助から、徐々に他国の影響を排していく。この本ではほとんどレオポルド2世自身の野望?みたいなのには触れずに、「植民地経営に携わる民間企業の中には非道なことをしていた人もいた」くらいの書き方)→二度の大戦時にはドイツに占領→捕虜になっていた国王がドイツから戻る→連邦制君主国(世界的に珍しい?)
130ページほどの文量で詰めているので、深いところまでは書かれていない。その中では、文化・芸術関連に別章設けて書かれている。そんな章から2箇所。
フラマン語(本中ではオランダ語表記だけど、こっちの方が自分に馴染みある)、ワロン語、、ブリュッセル、ドイツ語各地域に議会と政府?みたいなのがあって、そこが兼ね合ったり、分野ごとに連邦政府の管轄か地方政府の管轄か分けながら運営している。
堕胎法、議会では可決したが、国王が自らのカトリックの良心から拒否、「国王48時間政務不可能」ということにして(国王自身も承認)、議会が代理で発布したという。
(2021 09/25)
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