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クリティカルシンキングが切り開く私の人生パート2

私が大好きな作家、本田健さんとのランチ会に参加したときの話です。東京で行われたそのランチ会は決して安くはなく、往復で6時間もかかる場所だったので、最初は参加をためらっていました。しかし、当時ボランティアとして犬の施設に通っていた友達が「犬の面倒は見るから、行っておいで!」と背中を押してくれたので、思い切って参加することにしました。

そのランチ会で、憧れの本田健さんとテーブルを囲んで、一人ひとりとお話する機会がありました。私は長年勤めた公務員を辞め、夢だった動物に関わる仕事をして幸せに暮らしているけれど、「これで本当にいいのかな?」というモヤモヤを抱えていました。また、健さんのお知り合いの直感コンサルタント、リン・ロビンソンさんから「もっと大胆に行動した方がいい」と言われたものの、すでに大胆に行動しているつもりでも、これ以上どう行動すれば良いのか分からなかったのです。

そんな私に健さんは、「本来の器と、今の自分の器が合っていない。もっと大きな器を持っているから、物足りなさを感じているんだ」と言ってくれました。さらに、「外国が後ろに見える感じがする。日本と外国を行き来するような生活をしてみたらどう?」とも言われました。健さんは、スピリチュアル的なエネルギーを感じ取る力を持っていて、その言葉に思わず驚きました。とても嬉しい言葉だったのですが、私はつい「でも、犬の事業を始めたばかりだし、大型犬が2匹もいるし、お金もないし…」と理由を並べてしまいました。すると、健さんが「それらがなければ行くの?」と質問してきて、私は思わず「はい!すぐに行きます!」と即答しました。その瞬間、自分でもびっくりするくらい、心がキラキラと輝いたのです。

健さんはその様子を見て、「あぁ、行くんだね。今、顔が全然違うよ。自分が本当にやりたいことは何か、もう一度考えたほうがいいかもね」と言ってくださいました。その言葉をきっかけに、私は自分の思考を見直し始めました。なぜ「外国に行けない」と思っているのか、本当にそうなのか、解決方法はないのか…と自問自答し始めたのです。

そして、そこから約10か月後、私はカナダに旅立っていました。

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