オジサンの私的お洒落を考察しました
皆さんは、おじさんってどんなイメージですか?
白髪、ハゲてる、モノトーンの服装で襟付きの服が多いなどなど、どちらかというとマイナスのイメージがほとんどです。
キャリアを学ぶと、必ず登場する「メラビアンの法則」をご存じですか?
メラビアンの法則とは、人と人がコミュニケーションを図る際、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で、相手に影響を与えるという心理学の法則です。
視覚情報が55%と半分以上が、見た目が影響を与えているのです。
だったら、視覚情報を良くすれば、印象はとても良くなるということです。
視覚情報を良くする方法として、一番簡単に出来るのは、見た目を良くすること。
小綺麗なじじいを勝手に自認する私としては、少しだけおしゃれになって、おじさんの印象を変えませんかという提案です。
これからの寒くなるシーズンに向けて、すぐに実践できる、個人的なおしゃれについて書きたいと思います。
現在、62歳の私がどうしておしゃれについて語ることが出来るのか。
実はこの世代は、20代前半からファッションの大きなうねりの中にいたのです。
この頃、パルコを代表とするファッションビルが全盛期を迎えました。実は私の地元岐阜市にも「岐阜パルコ」があったのです。名古屋よりも早くパルコが出店したのです。
街中にも、おしゃれなブテックが続々と出来ました。
そのファッションビルに、出店していたのは、当時「DC(デザイナーズキャラクター)ブランド」と言われていたものです。
DCブランドとは1970~1980年代に国内で流行した、ファッションデザイナーや企業が展開するブランドを指し、代表格がキクチタケオのビギ、松田光弘のニコル、ヨウジヤマモトのワイズ、コム・デ・ギャルソンなどを指します。まさしく、この洗礼を浴びた世代なのです。
但し、けっこう高価なものが多いので、アルバイトのお金をこつこつとためて買った記憶があります。
思い出すと、デニム(ジーンズ)は1本も無く、すべてファッションパンツだったこともありました。
この頃が今の自分のファッション、おしゃれのベースになっています。
但し、おじさん世代は時間や金に余裕がある方も多いです。
これにものを言わせて、雑誌「LEON」や「Safari」に掲載してある、Dolce & Gabbana(中小企業の社長着用が多い?)などの海外の高級ブランドで身をつつむのは、私的にはお薦めしません。
今回は、誰でもいつでも簡単に用意が出来る、ユニクロを代表とするファストファッションの服を中心に使って紹介をしたいと思います。
なぜ、ファストファッションの服を使うかというと、ラインナップがいわゆる定番の服で構成されているからです。
定番の服は間違えがない、着回しが出来るからです。
と言っても、基本的に自分のお気に入りで構成されていることをご了承下さい。
冬は当然ながら、寒くなります。寒くなると当然ながら重ね着をします。
その仕方を変えませんか。
おじさんの重ね着に多いのは、下着の上に襟付きのシャツを着て、その上にVネックのセーターを着ることが多い。Theおじさんという装いです。
まずは下着です。ここのところ多用しているのは、これです。
ユニクロ公式 | 極暖ヒートテックコットンVネックT/9分袖
改めて、ユニクロのオンラインショップで検索すると、現時点でありませんが、去年まではオレンジ色とかエンジ色がありました。このような色はチラリと見える下着の色としてもお洒落ではありませんか。
また、極暖ヒートテックを着ることにより、重ね着の枚数が少なくなり、シルエットも良くなると思います。
次にその上に着るセーターのお気に入りはハイゲージのセーターです。
ハイゲージセーターとは、目の細かい糸を密に編み込んでいるニットの事です。
凹凸が見立たず滑らかな印象があるので、大人っぽく上品な特徴があります。
ハイゲージニットはスッキリ細めのシルエットでデザインされることが多く、上品でスマートなスタイリングに仕上がります。
但し、体のシルエットもしっかりと出るので、おなかがポッコリもはっきりと出ます。
食べ過ぎ、飲みすぎには要注意です。特におじさん世代は代謝も悪くなるので、油断するとすぐにポッコリおなかになってしまいます。
ユニクロ公式 | メリノクルーネックセーター
メリノセーターは襟のラインアップも揃っているので、変化を楽しむことも可能です。
特に寒いシーズンには、ハイネックのセーター、ジャケットの下に着るには、ニットポロもお薦めです。
ハイゲージのセーターは、生地が薄いので、真冬は寒いなと思う方には、こちらのセーターもお薦めです。
やわらかな肌触りでどちらかと言うと薄手です。一番はゴワゴワしないので、ハイゲージのセーターと同様に、冬場の重ね着を楽しむ障害になりません。
ユニクロ公式 | スフレヤーンクルーネックセーター
クルーネック(丸首)のセーターを選ぶことが多いと思いますが、襟元を変えるだけで、お洒落の幅が広くなります。
先に紹介したハイネックやポロシャツタイプの他に、タートルネックやもちろんVネックも。
発展形としては、ニットポロやニットパーカー、カーディガンで変化をつけるのもお薦めです。
ユニクロの商品の良いところは、毎週金曜日の新聞の折り込みチラシや公式SNSをよくみてると安くなることがけっこうあります。その機会を狙っての購入をお薦めします。
これで、下着とセーターが決まりました。
その上に何を重ねていくのかに進めましょう。
これらのセーターの上に着るシャツで、私のお薦めの一番は、ダンガリーシャツです。
薄手のデニム生地のシャツです。
チェック柄のコットンシャツを着る方が多いと思いますが、定番シャツとして、1枚持っているとお洒落がバージョンアップします。
ユニクロにもこのシャツのラインアップがありますが、常時あることは無いので、定期的に行っていると、登場します。また、デニム(ジーンズ)がおいてあるお店に行けば、間違えなくあります。
次はアウターに移りましょう。
せっかく、スマートなスタイリングになるので、よりスマートに着こなせる定番でお薦めは、デニムジャケット、いわゆるGジャンです。
デニム生地の色を変えて楽しむことも出来ます。
画像のような濃い色もありますし、ストーンウォッシュの色褪せた感じや遊び心があるのは、ホワイトのデニムジャケットも面白いです。私は1着もっています。
但し、お店には多くの種類がおいてありませんので、お気に入りの1枚を探すには、ネットショップがお薦めです。
多くのデニムジャケットがワードローブに並んでいたら、ワクワクすること間違えありません。
また、デニムジャケットは、冬に入ったころから、春先までの長い期間着ることができるので、とても重宝します。
カジュアルな服装にあうアウターの代表格は、ピーコートとダッフルコートです。
但し、これに固執する必要はありません。
このような形で、ウインドショッピングをしていて、目に止まったもので選んでみて下さい。
ピーコートのような大きめの襟とかダッフルコートのようなパーカータイプのようなもの。
アウターも襟元を変えるだけで、印象は大きく変わります。
また、カジュアルな雰囲気のコートですが、スーツの上に着るアウターとしてもお洒落に着こなすことが出来ます。
冬の定番にマフラーがあります。マフラーのワンポイントでさらにお洒落にしませんか。
暖かいマフラーでさらにバージョンアップです。
赤系の色を指し色として使ってはどうでしょうか。
指し色とは、メインのカラーの他に、アクセントとして一部に使われる色のことを差し色と呼びます。コーデを黒やブラウン、ベージュなど落ち着いた色でまとめて、その一部に派手な色を入れます。差し色は大きな範囲で使うものではなく、コーディネートの一部に少しだけ取り入れるのがポイントです。
次はパンツに移りましょう。
パンツはパンツじゃありませんよ。それにズボンとは言わないでください。
ズボンって言葉は、今やおじさん用語です。
やはり、冬の定番はデニム(ジーンズ)です。
私はデニムには若干のこだわりがあり、ファストファッションのものは購入しません。
デニムメーカーのLEVI'SとかEDWIN、少し前までは、近所のモールに入っていた、AMERICAN EAGLE OUTFITTERSをよく買っていました。
残念なことに、AMERICAN EAGLE OUTFITTERSは、日本から撤退をしました。でも、今はネット通販で復活しています。
変わり種としては、推しの田中みな実さんのネット記事でYANUK(ヤヌーク)のデニムを愛用していることを見つけて、名古屋でYANUKが置いてあるお店を探して買って、愛用しています。
少し高かったもですが、超自己満足で楽しんでいます。
デニムはスタイルと色で楽しみましょう。
まずは、スタイルから。
ストレート、スリム、スキニーなどがありますが、今の私のお気に入りはスキニーです。
スキニーとは、「痩せこけた」「ほっそりとした」の意味で、脚のラインに沿ってぴったりとフィットする細身のパンツを指します。
私的には足が長く見えて、細身なので、やせて見えることがあると思い込んでいます。
何を購入するかを悩んだ場合は、デニムメーカーの定番ジーンズです。
LEVI'Sだと、ど定番の501シリーズ、ファスナーじゃなくて、ボタンで面倒ですが、それがまた特別感があります。
EDWINだと、503シリーズがそれにあたるのではないでしょうか。
次はカラーです。
デニムジャケット同様に、カラーで楽しみましょう。
一番多い、濃紺やストーンウォッシュはもちろんですが、寒い時期でラインアップにブラックを加えてみてはどうでしょうか。
私が今一番欲しいのは、ブラックのジーンズです。
また、暑い夏にお薦めは、ホワイトのジーンズです。
おじさんに白いジーンズは・・ちょっと、と思われるかもしれませんが、まずは、試して下さい。ワンラックアップが出来ます。
ジーンズを購入すると、丈を直すことが必要になりますが、たまたま少しだけ長い場合は、丈直しをやめてロールアップで着ることをお薦めします。
ロールアップとは、パンツや長袖の裾を巻き上げた状態を指します。パンツの裾を折り返して穿くことで、裏地の白っぽい生地が表に見え、明るい印象やラフな雰囲気を演出できます。
今回は、超私的なお洒落の方法をご紹介させていただきました。
お洒落をすることで、見た目も気持ちもリフレッシュすることが出来ます。
私は、新しい服を着るまでは、ワードロープを開けるたびに、ニヤニヤしています。
この冬は、ぜひ、Theおじさんファッションからの脱却を目指しましょう。
まずは、イオンモールやたまには少し遠いアウトレットモールにお出かけをして、ウインドショッピングを楽しんでみて下さい。
還暦を過ぎたおじさんでも、ファッションで十分に楽しむことは出来ます。