荒武賢一朗編『東北からみえる近世・近現代-さまざまな視点から豊かな歴史像へ-』の内容紹介
荒武賢一朗編『東北からみえる近世・近現代-さまざまな視点から豊かな歴史像へ-』(岩田書院、2016年)は全8本の論考を収録。最前線の研究者の方々のご研究は読みごたえがありました。
ホームページより
「本書は、東北大学東北アジア研究センターおよび同センター上廣歴史資料学研究部門の共同研究「江戸時代から現代に通じる東北の歴史」(研究代表者・荒武賢一朗)を出発点として、その成果をまとめた論文集である。
我々の共同研究では、近世から近現代における東北地方の歴史事象をもとに各論の分析を深めてきた。そしてこの個別課題は、特定の分野のみに対応するのではなく、ひとつの「こだわり」からさまざまな論点への波及を想定している。少なくともこの共同研究のメンバーが連携することで、各自が手掛ける史料調査、事例の分析とその歴史的意義、さらに史実の豊富化が実現できた。本書からの発信によって、今後、東北史研究に少なからぬ影響を与え、新しい歴史像の構築への貢献になるものと信じている。(中略)
独自の試みとしては、①対象とする時期と地域のゆるやかな絞り込み、②論点の尖鋭化、③新出史料の活用、④各論の他地域との連動、といったところに力点を置いた。」 (本書「序章」荒武執筆より)
2016年3月刊
A5判・300頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-86602-946-7 C3021
6000円 (税別)
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