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ロフトベッドでのあれこれ。

そろそろ二十歳という年齢にも関わらず、可愛らしくロフトベッドで寝ている。違う文化圏のピンク、というビビットなピンクの電気が、余計にファンシーさをプラスしている。

一人っ子なので、二段ベッドは叶わぬ夢と思っていたが、中学校に入った時にこのベッドを買ってもらった。二段ベッドの二段目だけという贅沢なベッドがロフトベッドである。

しかしこのロフトベッド、秘密基地っぽいというだけでこれといったメリットはない。良い点といえば、寝台列車に人と乗った時に、上の段のベッドを相手に譲れるということぐらいだろう。

たとえ、一緒に旅する友達が、「え?上の方がよくない?遠慮してるでしょ?ジャンケンで決めよ。」と言っても、「いや、いつもロフトベッドで寝てるから下で寝るよ!」と言えば「じゃあいいか!私が上で寝るね!」とすぐ解決できる。ここで、上のベッドをスマートに譲ることにより、帰りの長距離バスの窓際を譲ってもらえることだろう。

この前、久しぶりに布団を敷いて寝たら、いつもよりもぐっすり眠れた。快眠を優先させるのならば、地面に近い場所で寝る方が圧倒的に良い。

それでも私は今日もロフトベッドで寝る。半地下がどうにも流行っていたけれど、半二階のここが眠りに落ちるまでのすきまの時間にはちょうど落ち着く。

一人暮らしを始めるとき、このベッドを解体してまた組み立てるのは面倒だけど、またこうして少し高い所で寝られないかと思っている。

次の夢は、メゾネットタイプの暮らしだ。

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