結婚観をふり返る ー「トットひとり」(黒柳徹子著)を読んでー
10日余り前、
「トットひとり」(黒柳徹子著)を読んで
という記事を、上げた。
黒柳徹子さんの婚約にまつわるエピソードを読み、自分の結婚観をふり返る機会にしたい、と書き始めたのだけれど。
徹子さんのエピソードを紹介し始めたら、そこそこの長さになり。
長くなってきたので、またの機会にしようと思う。
で終わっていた。
先日、フォローさせていただいた「北欧の街角で」さんが、結婚&離婚&再婚観について書かれている記事を、拝読。
日本、海外に住んでいらっしゃるかたの価値観も是非、参考にさせて頂きたいものです。
このように書かれているのを、昨日拝読し。タイミングにご縁を感じ、改めて、書いておこう、と思う。
*
学生時代までは、「結婚願望」は、なかった。
「仕事をもち、経済的に自立する」ことが、自分の中では、優先順位として高かった。
私が幼稚園年長の頃に父が病気で亡くなり、母が仕事と家事、育児を一手に担って三人の子どもを育てる、という状況で育ってきたので、
経済的に自立して、母の負担を軽くしたい
という思いが、強かったから、かもしれない。
加えて、HSPに当てはまる私、一人でマイペースに、自由に過ごすという在り方が、自分には向いている、という意識も、あったかもしれない。
そんな私が、「結婚」を考えてみるようになったのは。
大学卒業とともに4年間過ごした女子寮を出て、社会人となり、初めての一人暮らしを始めてから、1年ほど経ったころ、だったろうかーーー。
女子寮は、基本、三人部屋であったし、キッチンでも浴室でも、行けば必ず誰かがいる。「一人になりたい」と思うことはあっても、「誰かと話したい」とか、孤独を感じる瞬間は、ほぼゼロであった。
一方、社会人となり、一人暮らしを始めてみると。
仕事が休みの土日は、誰かと会う約束でもしていない限り、誰とも話さずに一日を終えられてしまう、ということが、理解された。
そんな週末を何度となく送っているうちに、
「一人より、二人で」
というフレーズを、自然に思うようになっていった。
そして、社会人2、3年目くらいになると、結婚式に招待される機会も、増えていった。一つ上の従姉、地元の中学の同級生、会社の一つ上の先輩、同期、姉・・・。
たびたび結婚式に参加するうちに・・・心底感動するではないですか、結婚式というものは(笑)。
おいしいお食事を頂きながら、新郎新婦の生まれてからこれまでをふり返り、両家の両親や参列者に感謝を伝えーーー。
「結婚式がしたい」
結婚してからのあれやこれやをよく考える以前に、そう思ってしまった、あの頃の私ーーー。
「いつ、結婚するの?」
当時、交際を始めて4年ほどだったお相手(現在の夫)に、気が付けば、尋ねていたのであった。
ちなみに、夫になる彼は「結婚式に出たことがないから、結婚式がどういうものか分からない」と言う。
「それならば」と帝国ホテルのブライダルフェアを予約し、二人で参加。モデルさんによる模擬結婚式が本番さながら、華やかに行われ、夫になる彼はモデルさんということも忘れ、祝福モードになっていた笑。
そこから、「結婚式をいつ頃にするか」から逆算するように、結婚への段取りが着々と進んでいき。
ある年の晩秋に、お茶の水にある「山の上ホテル」というこじんまりとした、お料理のとてもおいしい素敵なホテルで、無事に結婚式、披露宴を行ったのだった。
*
その後、いろいろあったけれども、(「いろいろ」はまた別の機会に書ければと)
結婚願望のなかった自分が、結婚して数年後に会社を辞め、子どもを授かり。
こうしてふり返ってみると、自分で望んで、そして流れには逆らわずに流されて、今に至っている。
そんな風に、思う。
ちなみに、今回は「自分の」結婚観をふり返ったけれど、結婚する良さ、しない良さ、それぞれあるのだろうと大きくは、捉えています。
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