「猫のしっぽ カエルの手」のこと

昨年末あたりの、茶道お稽古の合間のこと。先生が、ふと、お話してくださった。

猫のしっぽ カエルの手という番組、ご存じですか?soufuさんにおすすめしたいなと前から思っていたのです。」


「ベニシアさんが英語で詩を朗読されるのです。クイーンイングリッシュでね、楽しめるんじゃないかと思って。私は以前から、欠かさず楽しみに観ているのです。」

京都・大原の古民家で暮らしているベニシアさんのことは、以前から存じ上げていて、その暮らしに憧れを抱き、十数年前に、大原を訪れたこともある。

けれども、「猫のしっぽ カエルの手」という番組名を聴いたことはなかったので、はじめ先生が口にされたとき、全く反応できず。

「猫のしっぽと、カエルの手???」と脳が一瞬フリーズしそうになる笑。

放送日時を教えていただき、早速連ドラ予約をする。

京都・大原。山里の美しい四季の移ろいの中で、ゆったり営まれる手づくり暮らしを詩的映像で綴る、ちょっとおしゃれなエコ・ライフスタイル番組。

番組HPで上記のように紹介されているだけあり、オープニングからステキな映像で始まる。

ハーブなどのお花の世話のこと、大原でのいろいろな人々との交流、ベニシアさんが講師を務める英語学校のことなどが、美しい映像で紹介されていく。

何回かの録画を観てみて、「ステキな番組を教えていただいたなあ・・・✨」と癒される。

が、しかし。

「猫のしっぽ カエルの手」

この番組名は、数回の録画を観ても、「?」のままであった。

ネットで検索をすれば出てくるであろうことは、分かっているけれども。

今回は、「すぐに調べるのではなく、自分で答えにたどりつきたい。」と、そう考えていた。


そして「そのとき」は、3日ほど前に、娘との会話の中で、訪れた。

玄関先に置いているラナンキュラスの鉢から、開きはじめた美しい花を一つ、ダイニングテーブルに飾る。

画像1


娘に尋ねる。

私「このお花の名前、知ってる?」

娘「んーわかんない。」

私「ラナンキュラスっていうんだよ。葉っぱがカエルの手に似ているから、そういう名前なんだって。たしか、ラテン語だったかな?」

娘「カエルの手・・・?ああ、ねこのしっぽ、カエルの手、だね。」(娘も一緒に番組を何度か観ているので、番組名を覚えていた。)


・・・!!


カエルの手。ねこのしっぽ、カエルの手・・・!!

カエルの手は、ラナンキュラスのことを指している、のかも??

ということは、「猫のしっぽ」も、植物のことではーーー??


母が「きっと、それだー!」と一人声を出さずに目だけ「カッ」としている様子に、娘はなにごと??と思ったようで笑。

「・・・なになに?ママ、おこらないで。」

と言われてしまった^^; おこっているのではないです✨


この推測が当たっているかどうか、検索してみた。

葉の形が似ていることから古くは「蛙手(かえるて)」と呼ばれていた「カエデ」。身近な動物の姿を連想し、植物にまるであだ名のような名前を与えた例は世界各地に見られます。たとえば「猫じゃらし」の愛称で親しまれるイネ科の植物「エノコログサ」。この和名も、花穂が子犬のしっぽに似ていることから「いぬころ草」と呼ばれたのが起源です。同じ植物が英語では「フォックステール」すなわち「キツネのしっぽ」と呼ばれています。また英名を「キャットテール」という植物もありますが、猫じゃらしを赤くしたような花穂はとてもやわらかく、まさに「猫のしっぽ」のようです。
数限りなく見つかる愛らしい名前。それは昔の人たちが、植物と寄り添って暮らしていた証。ベニシアさんが花の名前の由来や形から来た呼び名に深い関心を抱いているのも、同じように植物との絆を大切に思っているからなのです。
身の回りの植物を慈しむだけでなく、食用にしたり、薬にしたり、染料にしたり‥‥植物を暮らしに活かし、ともに生きることを楽しむ。それは、まさにベニシアさんの生き方。まず親しみの気持ちを込めて、植物に呼びかけてほしい‥‥そんな願いが、番組名となりました。(番組HPより)

「カエルの手」はラナンキュラス由来ではなく、カエデ由来であった。けれども、「植物の愛称から名づけられた番組名」というところには、たどりつけたので、満足✨

ああースッキリ!!笑。

娘のつぶやきがなければ、まだ気付いていなかったと思うけれど(^^)。

先生は、「老後の楽しみに。」と全話を録画されている、とのこと。私も習うことに。

エコ・ライフスタイルに興味のある方、京都・大原の自然に興味のある方にお勧めの番組です(^^♪






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soufu(そうふ)
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