源さん、オードリー、野木さん、グランメゾンパリ 年末年始のエンタメから感じたこと
長いようで短かった年末年始のお休みが終わってしまう…。
つらい。毎日睡眠9時間もとって、のんびり暮らしたので、頭痛も来なかった。
こんな暮らしが普通にできたらいいのに…。
頑張れば、できるのかもしれない。
それができる暮らし方を2025年は、探そうと思っている。
そんな貴重な休み期間で見たテレビや映画で感じたことをまとめてみた。
・紅白の星野源さん「ばらばら」
しばらく引きずったな。その後のオールナイトニッポンも聴いたけれど。
自分事にして恐縮だが、私も本を作るときに、「こんなすてきな人いますよ」「こんなおもしろい話ありますよ」を楽しく紹介するのが醍醐味と思っている。
自分がおもしろいと思えない内容は、読者もおもしろいと思えないだろうなと思っているので。
そんな自分のワクワク感を大事にしながら発信しているが、現場でワクワクして帰ってきても、会議室の大人達にマイナスポイントをダラダラと指摘されるという構図に、近年頻繁に嫌気がさしていた。
それと同じ現象を今回の源さんの紅白歌唱曲の変更に重ねてみてしまった。
この現象に本当に自分の無力さを感じていたのだが、それを源さんが紅白で体現しているのを見た気がした。
もちろん、何度も言うけれど、私なんぞの立場と源さんを同等に見てしまうのは、非常におこがましい話だが。
年末年始の浮かれムードのなかでも、入院中だったり、苦しんでいる人がいたりすることを想像できる源さん、サトミツさんの暗躍に気づいてそっと声かけする源さんの姿を知っているので、そんな繊細な源さんが、強固な意思を持って紅白のステージに立った姿は、忘れられないものとなった。
その姿は、私のような者の悔しい日々を励ますに十分というかそれ以上のものとなった。
本当にすばらしいパフォーマンスだった。
・あちこちオードリー年越しスペシャル
ラジオブースのようなセット内で、編集なしでオードリーがゲストと話す、「あちこちオードリー」の年末スペシャル版。
ゲストは伊集院光さんとパンサーの向井さん。
話した内容を書き起こしたいぐらい面白かった!
きっと同世代トークが響いたのだと思う。
いちばん響いたのは、「中年の危機の乗り換え方」だった。
巻き戻して何回も見てしまった。
私も何か殻を破りたくて、新鮮味が欲しくて、「ピアス開けたい」とか「金髪にしたい」とか思ってるし。
伊集院さんみたいに「急にすべての現象がすばらしい!」と見えてくる日がくるのかな。
その日が来るまで、目の前のことに真摯に取り組むことがいちばんの近道であってほしい…。
・野木亜紀子さん脚本ドラマ「スロウトレイン」
「海に眠るダイヤモンド」に夢中になっていたので、その意気込みで見てしまった。
主人公が編集者だったり、紅白以来の源さんだったり、さまざまな要素が入り乱れ、気持ちがそぞろになり、正直1回目に見た時は、見逃したシーンやセリフが多かったのだが、2回見たところで、ようやく染みる要素を感じることができた。
私の集中力のなさが原因だったかもしれないが。
百目鬼先生が潮を思う気持ち、「もったいなくてこの気持ちは小説に書けない」って、痛いほどよくわかりすぎるー! も、染みたんだけれど…。
やはり、年末年始に家族と長時間一緒にいたので、「人と一緒にいて感じる孤独のつらさ」が響いたな。
みなまで語りすぎると、家族に注意されそうなので控えるけれど、今年のお正月休みは、子どもの成長を感じ、そこからの孤独を感じたな。
20歳だもんな。そりゃ親うざいよな。
自分には難なくできることが、なかなかできない親を見るの、うざいよね。
そのうざさを感じているであろう娘を見て、なんか寂しくなったな。
自分も母にそういうこと感じてしまって、つい冷たくしたり、親にイライラしたりしちゃったりしてるんだよな。最悪だな。でも直せないんだよな。
そういう家族関係って、やはり距離感が大事なんだろうな。
家族も離れて暮らすとか、適度な距離感を保つことも大事なのかもしれないなと思った。
そんなメッセージをこのドラマから受け取った。
私は家族に、みなまで言わなくてもいいかなと思った。
まだまだ古い体質の人間だと思う。
家族、家族と意識もしてしまうし。
・映画「グランメゾンパリ」
年始早々、見に行ってきた!
すごくお金と気合いが入った作品だと感じた。
豪華キャスト、美しい料理と演出、パリのおしゃれな風景に魅了された。
けれど、尾花くんが前の尾花くんに戻ってしまっていて、残念だった。
もちろん、最後は仲間で一致団結するし、尾花くんも改心するのだけれど、しっかりしろよーって思ったよね、最初は。
うちの上司と一緒じゃん。
もっと部下の実力を信じようぜ。
と、思った。
自分が優秀な人、自己肯定感が強い人は、周りの人を頼りないと思ってしまうのかな。
私なんて、一人じゃ何もできないと最初から思ってるので、頼ることしか考えていないけれど。
それはそれで、どうかと思うけれど…。
やはり、一人じゃ何もできないし、一人じゃ気づかないことがたくさんある。
いろいろな目線、今風に言うと多様性の目線が必要だし、いろいろな経験をした目線が必要。
店を運営するにも、会社を運営するにも、本を作るにも。
そういったことを改めて考えるきっかけとなった。
今年は何かの運営を始めたいと思う今日この頃。
他にもいろいろ見たり、聴いたり、読んだりしたけれど、今日はこの辺で。
今年もエンタメをたくさん摂取して、たくさん吸収し、ここでアウトプットしていきたいと思います。
よろしくお願いいたします!