見出し画像

「まちづくり」をビジネスで成功させているロールモデルに学ぶ

「まちづくり」をビジネスで行うことの意義


善意・行政・補助金制度に頼り切らない


私の思う理想の「まちづくり」はビジネスとして成立するものであって、最初から行政に頼ったり人の善意だけで成り立つものではありません

その理由の1つがそれらに頼ると持続性が見込めないからです。
「まちづくり」において善意・有志・行政・補助金などは必要なものだとは思っています。ただ、それらがある前提で進めると必ずどこかで破綻するように思うのです。

善意は善意の人がいなくなったら終わりますし、行政主導だと予算がつかなくなったら一方的に打ち切られる可能性があります。有志や補助金も同じです。補助金や行政はあくまで協力・補助であってそこを軸に置くのは危険だと感じます。

「まちづくり」をビジネスに!というと聞きようによっては金もうけ主義のように聞こえますが、ビジネスとして成立させることによって持続的にサービスを提供できたり、企業間同士で取引が生まれて「まちづくり」の輪が広がる可能性を持っていると思うのです。

実際ビジネスで「まちづくり」を実現させている方はすでにいて、今回はその方の考えたかや方法に学びたいと思います。

長野県佐久市で「超まちづくり」を掲げる柳澤拓道さんに学ぶ

私は説明があまり得意ではないので、柳澤拓道さん(以下:柳澤さん)の説明は軽めにさせて頂きます。

東京大学を卒業後、URなどで街の再開発などに携わった後に佐久市に移住。
超まちづくり会社「株式会社MoSAKU」を立ち上げ、色々なアプローチで街づくりを行っている方です。

柳澤さんのすごいところはすでに前述していますが、まちづくりをビジネスとして成功させているところです。元々都市計画などのお仕事をされていたようなので、その時にまちづくりに必要なもの、ビジネスになるものというのは経験の中で感じていたのかもしれません。

ですが、それを実際に行動に起こせる人は一握りの限られた人で更にビジネスとして形をつくり軌道に乗せるところまで行けるというのは、本当に「まちづくり」に意義を感じていらっしゃるからだと思います。

ロールモデルとしては経歴が違い過ぎて参考にできない部分がほとんどですが、株式会社「MoSAKU」の掲げている理念(コアバリュー)には共感するばかりです。

「株式会社MoSAKU」が掲げる4つのコアバリュー

1.人>組織  - Individual > Organization

 人が組織やシステムを利活用するのであって、その逆ではない



2.分散自律  - Decentralized Autonomous

 依存せずに連携し、自律(フリーランス)精神を尊重する



3.内なる声 - Inner voice

 「自分がやりたい」という心の声に基づくアクションを社会に接続する



4.実存 - Existentialism

 「今」「自分が」「何をできるか」に向き合い、自ら実践する

株式会社MoSAKUホームページより

4つすべてが素晴らしいのですが、特に共感した部分が2の「分散自律」の部分です。「依存せずに連携」って当たり前のようで当たり前でないと言いますか…

人が集まった時に組織を作ることにはメリットも大きいのですが、透明性が失われたり組織の存続が優先みたいになって本末転倒になってしまうことってありますよね。

お互い個々で自律しながら必要に応じて協力・連携することができれば、不必要な足の引っ張り合いや無駄な競争が無くなって地域や業界の発展に繋がると思うのです。

事業規模の大小や経営の経験年数に関わらず、活発な意見を交換し合える地域はどんどん新しい物が生まれていくように思えて住んでいる人もわくわくできるのではないでしょうか。

私自信が「まちづくり」のために会社を立ち上げるかどうかはまだわかりませんが、柳澤さんや株式会社MoSAKUの創っているものは自分の理想に近いものなのでこれからも色々勉強させてもらいたいです。

まとめ


私は小心者なのでついつい物事を小さく収めようとしてしまいがちなのですが、そうすると結局自分のやりたいことも実現できないのでは…
と最近は思うようになりました。

大きな何かを成し遂げてやろう!というほど野心家でもないのですが、自分で自分に蓋をしてできることすらやらない、に留まってしまうのは勿体ないとも思うのでやりたいことを試せる自分へのマインドシフトやマインドチェンジの必要性も感じる今日この頃です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?