頼ることへのハードルの高さはみんな違ってみんないい(?)

私は人に頼るというのが極端に苦手だ。
一人で何でもできるように生きなさいと言われ続けた私はいつも
誰かの機嫌を損なわないように迷惑な人間だと思われないように、
大人の振る舞いをすることで本当の弱い自分を隠すことに必死である。
もう無理だと思っても気づいたら大丈夫と本能的に言ってしまうのは一種の防衛本能ではないかと思う。
私は最近職場の先輩から「もっと誰かに頼ってもいいんだよ。なんでも自分で頑張ろうと思わなくていいの。」と業務をこなしている時に突然指摘されて、その優しさは嬉しいとしてどうやって人に頼ればいいのだろうと頭を悩ませた。頼ることで自分がもっとストレスを抱え込まないで楽に生きられる事も、人は頼まれることをそんなに嫌がってないという事も頭じゃ分かっているのに実践するのはとても難しい。
頼るという匙加減を測れる機械があればきっとこんなに頭の中で悶々としないだろうとさえ思う笑。
それでも少しずつ私は人に頼ることが出来るようになった。
無理したがる癖が抜けたわけでは無いし、きっと他の人から見たら頑張りすぎて心配になる人なのだろう。長年培ってきた生き様はそう容易く変えられるものだはないが本当の自分の弱さをさらけ出すことはそんなに怖いことじゃないとその先輩の一言で改めて感じた。
もちろん頼るのが苦手なのは変わっていないけど
それでも困ったときに困ったと、きついときはきついと言えるようになったのは私にとっては大きな進歩なのだ。
頼ることが出来ないのではなく、苦手なんだ。
そういう意識がありながらも頼れる自分に変わること選んだのは自分だ。
それは私が私で居る事をもっと楽しむためであり、許すためでもある。
まだまだ頼ることへの負の感情が強いが、もっと上手く頼れるようになれたらそう願う日もある。でもひとまず今のぎこちない頼り方をする私でもいいんだと今はそう思うのである。
私が気づかないうちに私は変わっているはずだから。

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