一月往ぬる

画像1 近所のおばあちゃんから頂いた「ひね(古い)」の小豆も終わり、産地直売所で300円で買って来た小豆。あぁ、やっぱり、ふっくら感が違うなぁ〜って感心しながら炊きました。
画像2 柔らかくなった小豆に、きび砂糖とひとつまみの塩を加えて、そっと、そっと、粒あんを炊き上げます。大振りのフライパンで作るのが私流。
画像3 世の中にある『つぶあん』って2種類あると思っていて…柔らかく煮た小豆を潰しながら炊き上げる「つぶしあん」と、出来るだけ小豆の形を保ちながら炊き上げる「粒あん」。私は、小豆のそのままに感じたいから『粒あん』を炊きます。
画像4 『ひね豆』で以前作って、冷凍庫に保存しっ放しだった『こし餡』。風味も落ちたろうから…それならば茶通を作りましょ!。こし餡に、すり胡麻や抹茶を加えるから、しっかりな味わいになります。
画像5 のせる茶葉が、ポイント♪
画像6 フライパンで、じわじわと焼き始めれば、お茶を煎る香りがほのかに立ち上がり、心の中で「♪」がピョコン!ってなります。
画像7 粒あんで作った田舎まんじゅうには『斑雪』。茶通には『老松』。私は、そんな風に名付けています。お福分け用に包んで…明日、職場に持って行くんだぁ。
画像8 居間のコタツの上では、白猫福ちゃんが鼻を隠して寝ておりました。あんまり気持ち良さそうだから、仕方ないなぁ〜って暫く眺めていました。「一月往ぬる」…ホント、あっと言う間でした。「二月逃げる」…慌ただしく過ぎるのだろうか。さらさらと落ちる砂時計の砂の様に過ぎた時間を手で掬い上げた時、手のひらに残る物は何だろう。こんな風にして、週末におやつを作りながら、お茶を飲む。そんな時間は、私の手のひらに残る…心に残る時間なのだろうって思うんです。

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