冬の雨音を聴きながら｜ハナ✳︎まる

昨日は、二十日正月。そして、大寒。豪雪地帯の冬の大寒なのに、雨音を聴いている。雪かきをしなくて済む代わりに、久しぶりに黒糖饅頭を作ろうと思ったんです。黒糖を入れて作った生地を寝かせている間に、黒糖とひとつまみの塩で味付けした、こし餡作り。

飽きが来ない様に…もう１つ食べたいかも…ってくらいな気持ちになる様に、小ぶりのお饅頭にしたくて。あんこを丸めて並べると、映画『となりのトトロ』のまっくろくろすけが並んでいるみたいで、ふふふ♪ってなります。

私が愛用している焼きごては、千鳥と菊の花。お饅頭を作る時、こし餡には千鳥、粒あんには菊の花を焼印するって決めているんです。手前のバッドに並ぶのは、これから蒸かす子達。

出来上がり♪　私は、私の黒糖饅頭には『茶々丸』と名付けて呼んでいるんです。友だちから、茶々丸を食べたいとリクエストをもらっていたので、お届けします。

時折、雲が解けて日がさすと、雪で眩しくなります。1月11日の鏡開きの日に、鏡餅を手で割って笊に広げて乾かしているんです。お菓子のあられにして頂こうと思って。お餅が日向ぼっこしながらひびが入ると『ここ、欠けられるよ』って教えてくれます。少しずつ、小さく欠きながら、これも春へと向かう楽しみなのかもって思うんです。のんびり、じわじわ、春へとにじり寄る。