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眉毛のカタチ
生まれつき眉毛が薄い種族だった。自分にとってそれが普通だったのと、同時に父親も眉毛の薄い種族だった。そのため、眉毛について考えることがなかったのである。
小学生の頃、会社から帰宅して父親がビールを飲みながら子供の頃の話をよくしていた。
「眉毛が薄くて見えない……!」という理由で兄(叔父)に、「油性のペンで眉毛を描かれたなぁ」と、昔を思い出すような目をしながら、自分に話をしていた。当時は40代前半。
父親の眉毛も確かに目を凝らさないとよく見えなかった。
先日のこと。
Twitterのspaceで友人と話をしていたとき、話の流れから話題が眉毛のカタチになった。
髪が伸びたら行きつけの美容室にてカットをしてもらってから顔剃りと一緒に眉毛は整えてもらうため、「そういえば、眉毛のことについて深く考えたことがなかったな……」と、
「ふみーさん!せっかくなので眉毛のサロンに行ってみては?」という話になった。
洗面台の横にあるソーイングセットを使ったのはいつ頃だっただろうか。とそんなことを思いながら、spaceを開きながら、ミナミにある眉毛サロンを検索していた。
「メンズ眉毛サロンファースト、ここにするか……」持ち前のフットワークの軽さが発動。LINE公式アカウントに日程と時間を入力すれば完了という。
一瞬で予約が取れたのだった。
心斎橋駅から歩いて10分。16時半に予約をしたのだが、遅れるわけにはいかないと思い10分前には現地に到着する。眉毛が決まっているイケメンが受付をしていた。施術ベットに案内してもらう。慣れない場所ということで、少しばかり声が震えて挙動不審に見えたかもしれない。
「ベットに横になってくださいね〜」
「別の者が下準備を致しますので〜」
白色の色鉛筆のようなものでカタチを描いてもらい落とし込んでいく。
(こうして見ると、やっぱり眉毛が薄い気がする)
ワックスを塗ってもらい、テープのようなものでベリッと剥がしていく。地味な痛みが走る……!声を上げそうになったが、大人なのでそこはしっかり我慢をする。
痛みなくして理想の眉毛は手に入れられないのだから。
テープでは取れなかった周辺の毛は、ピンセットで丁寧に抜いてから仕上げはハサミで整えてもらう。ここまで約5分。
炎症を抑えるクリームで保湿をしてもらい、出来上がった眉毛がこちら。
自然な感じに仕上がり、眉毛だけでこんなにも印象が変わるのか……!
ベットに仰向けになって手鏡で自分の眉毛を確認するという。今、思い出すとクスッと笑い出しそうになる。施術は大体30分〜40分とサイトにはあったが、その半分の時間で終わったのであった。時短すぎる……!
受付でお会計をしているときだった。「お客さま、2ヶ月ほど経ちましたらまた来てくださいね」と。
どうやら、生えている箇所と生えていない箇所がまばらになっているとのことで、長さが均等でないらしい。
行きつけの美容室では、伸びるであろう髪を考えてカットしてくれるのだが、眉毛は整えるだけであり、専門外のことなのだろう。髪を切るプロであって眉毛のプロではないのだ。新しい発見があった。
これから2ヶ月、眉毛の育成ゲームがはじまる。
今の状態でも大変満足なのだが、より綺麗な眉毛を想像しながら楽しんでみようと思う。
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