令和に入って初めての興味【小山田咲子さんからのAL】
たけのこさんのnoteで小山田咲子さんのことを知る。透き通った文才、福岡、そしてすでにこの世にいないという小山田さんの存在に興味を持ちつつも、ブログ本というスタイルにあまり慣れていない私は、購入に躊躇し、まず調べてみる。
そしてぽんずさんのnoteを読み、小山田壮平さんに辿りつく。
どこかで聞いたことのある名前、そうだandymoriだ。
ただ、事故の件は覚えていたものの、歌についての記憶はあまりなかった。andymoriで検索していくと、ALの文字。ALといえば長澤知之さん。
1年ほど前、長澤知之さんを再確認することになるLIVEに行った。
中洲のライブハウスで行われたLIVE、その時の目的は正直、松室政哉くんと杏子さん。
同じテーブルをシェアした女性は長澤知之さんファンの方。旅行を兼ねて遠征をしたらしい。
ライブ中も何度かALの話が出て、ご一緒した席の女性も、「最近はALの活動の方が多いからソロはなかなか貴重なんですよね」と言っていたのを思い出す。
ニット帽に少しゆったりとした服を着て、力が抜けた感じの長澤さん。ステージを行ったり来たり、置き忘れたコードブックを探す彼の様子に思わず会場からは笑みがこぼれる。
この風貌からあの声が、あのやり場のない怒りにも似た歌が生まれるとは到底思えない。
私もまた心をわしづかみにされ、その一方で傷に塩を盛られたような相反する感情を持ち、心のバランスをとるのが難しくなるような気がした。ファンの方からしたら、これが長澤音楽の正しい伝え方であるとは全く思わないが、あくまでも私の主観なのであしからず。
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山崎まさよし(まさやん)さんの古参ファンを自負している私にとって、同じ事務所(オフィスオーガスタ)に所属する長澤知之さんの名は昔からよく知っていた。
割れんばかりのあの声量、心の底から湧き上がるような切なさと苦しさがないまぜになったハイトーンの歌に圧倒された。感情を揺り動かされ、むしろ私の心では受け止めきれないほどのパワーを持った歌。帰り道ぽっかりと穴が開いたかのように抜け殻になりそうなくらいであった。
一時、あることでしばらくの間名前を聞かなくなった。これについてはファンの方が一番よく知っていることであるため、ここでは割愛する。
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andymoriの小山田壮平と長澤知之の2人で行っていたところへ、andymoriの初期メンバーである藤原寛と後藤大樹と共に4人体制で活動するというAL。
今日、初めてツインボーカルの歌声を聴いて、andymoriからALへと移行した意味が何となくわかったような気がする。
二人の声が、リズム隊の声が反応し、繊細ながらも厚みを増す。
激動を生き抜いた二人には、何かしら呼応し合う部分が多く、結び付く運命にあったのではないか。
そんなことを考えながら、歌声を聴き続ける朝であった。
小山田咲子さん、小山田壮平さん、長澤知之さん、AL
私の令和がはじまる
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