帰宅したムスメとショートコント
仕事のない日、家族を送り出し、少し休憩をと思ったが最後、今日も残念ながら起き上がることができず、トロトロ、ウトウトの一日だった。
一日働き一日休むのサイクルが2月に入ってから続いているように感じる。気圧と季節の変わり目というパンチがサンドバッグのように打ち込まれている。
私の体調不良に関しては日常茶飯事のため、帰宅したムスメに「今日も動けなかった、冷凍の海鮮丼でいい?」と尋ねると、「あーら残念」と言われたため、ごはんに不満かと思ったら、一日何にもできなくて残念だったねということだった。
おやつにメロンパンをどうぞと告げ、こたつに潜り込むと
「お母さん、ヒドイわ」と小芝居を打ち始めた。さすがに体調不良が長引きすぎているかと申し訳なく感じたら、そうではない。
なーんで社会の点数聞いてくれないの、ヒドイわ
??
あっ、しまった。そういえば期末テストが終わったんだっけ。確か社会は結構できたって言ってたな。
「そうそう、社会のテストはどうだった?」?しらじらしく尋ねると、ドヤ顔で96点と鼻を膨らませて答える。
そりゃよかったねと答えると、また「お母さんヒドイわ、もっと褒めてくれても良くってよ。大体普通は結構褒めるらしいけど」
そう?ごめん、忘れてた、ハハハ
「ヒドイわ、お母さん。ねえこれ少女マンガ風で良くない?」
わが家のショートコント、平和だなあ。
ごめん、普通じゃなくて。あんまり点数にはこだわらない派なんだ。
それよりも自分のやりたいことを目指して、自分から進んで考えて感じて学んでくれたらそれでいいんだ。
決して人のせいにせず、点数だけに左右されるのではなく、自分の道を切り拓いてほしいんだ。
お母さんよりも体力があるから、きっとそれだけでもやりたいことをたくさんやれるだけの力があると思うよ。
自分を信じて、進んでいくんだ、ムスメよ。
そして母はもう一度寝る。おやすみなさい。
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