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人生という物語の描き方

TED Talk : Lori gottlieb

生きているといろいろな出来事が起き、人はそれぞれの物語を持っている。それは、一人の著者から生まれた物語であり、その物語には別のバージョンも存在する。

人々の口から語られる話は正真正銘の真実であるが、その人がその時その視点で感じたことに基づいて語られるものには、何を強調して、何を含め、何を除外するかによって、話は偏ったものになる。

それぞれが持っている物語というのは、自分自身の人生を理解するための方法。物語は状況や出来事によって形作られていくものと思われているが、自分がどう語るかによって人生は形作られる。それによって自分を不幸にすることも、自分に力を与えることもできるのである。

多くの人の物語は、大きく2つのテーマに分けられる。「自由」と「変化」である。

私たちは自由を手にしているように思える一方で、家族や仕事、人間関係、過去のしがらみなどによって感情的に囚われたように感じていることが多い。自由には責任が伴う。責任を引き受けるには、自分自身が変化する必要がある。

「私は変わりたい」という言葉は、真意は「物語の中の人たちに変わって欲しい」という願いである。変化はポジティブなことであっても、大きな喪失を伴う恐怖がある。

「自分自身を知る」というのは自分にずっと言い聞かせてきた物語を捨てる、という側面もあるということ。もし今うまく行っていないと感じるのであれば、自分自身の人生を生きるために、違う物語を生きるために、これまでの物語を編集する必要がある。

一人称の語りを脱却して、他の視点で物語を見ることができたら、相手にずっと共感できるようになり、話の筋が見えてくるようになる。

自分の物語を、他の人の視点で見たらどうなるだろう?

自分の物語を、どんなものにしたいだろうか。


https://www.ted.com/talks/lori_gottlieb_how_changing_your_story_can_change_your_life?language=ja#t-970396

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