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カメラマンの活動に役に立った本 5選

カメラマンとして活動する中で、学び続けることは非常に重要だと思います。6年続けてきても、まだまだ学ぶことはいっぱい。YOUTUBE見る方がわかりやすくて楽でいいけど、本読む方が能動的になるので頭に入ってくる感じがする。自分なりに解釈する余地も、自分らしさにつながると思う。
とても学びが多かったなと思う本を5冊ご紹介します。


1.PHOTOGRAPHER'S EYE -写真の構図とデザインの考え方

分厚くて大きい、海外の方が書いてる本です。
写真の中をどういう風に構成するか、配置や視線の流れ、切り取り方など総合的に学べる本になってます。

内容としては「しっかり」書いてある感じで難しいと感じるところも多いです。最初は理解できなかったところが、しばらく経ってから読み直すとわかるようになってたりして、ずーっと伴走してくれるような存在になります。

個人的には、力の方向性が視線誘導につながっていたり、写真の中にもリズム感が大事な要素になっている、的なことが印象に残ってます。

結構古い本で翻訳がイマイチなのでちょっと読みにくいので、再翻訳して再出版してほしいな〜。(英語原文で読めるようになるのが一番いいけど)

2.イラスト、漫画のための構図描画教室

写真にとって構図は大事な要素。
でも写真で見て教えてもらっても「三分割になってなくない、、、?」みたいな気持ちになっててしっくりこなかったのですが、アニメや漫画の描き方で説明されているので理解しやすかったです。

写真で説明されると結果的に「そうなってるんじゃないの?」的な気持ちがどこかにあったのが、イラストで書くと「この人物を目立たせたい!」とか「対立関係をわかりやすく表したい!」という明確に狙い・目的があってゼロから作り出していることでかなり腑に落ちたところがあります。

特に人物撮影においては、構図というのは視線誘導の技術でもあるという気づきを得たことは今でも大きな影響を与えているのかもなと思っています。

3.永遠のソール・ライター

ソール・ライターはニューヨークで活動していたフォトグラファーで、独特の世界観が人気です。
写真展を見に行ってから、美しい色合いと絵画みたいな写真のタッチがとっても好きになりました。

見たことない方はぜひ一度手に取ってみてほしい。

「綺麗に、ちゃんと写す」ことばかり考えて写真撮ってた時期に、「こんな世界の見え方もあるのか」と衝撃を受けたことを今でも覚えてます。

4.ワークショップ系の本

大学生のころにワークショップ(体験型の講座みたいなやつ)について興味を持って学んでる時期があり、今の撮影スタイルに影響を与えているなぁと最近思っています。

カメラマンって撮影対象が多岐に渡るので一概には言えませんが、家族写真の場合は初めてお会いする方を撮影することがほとんどです。
正直なところコミュニケーションが上手な方でも、面白い話ができる方でもないので、楽しんでもらうための工夫が必要でした。
そのヒントになったのが大学時代に学んだワークショップ。

具体的にこの本!という感じではないのですが、人の緊張をほぐすための仕掛け作りや自分が写真を撮りやすいように動いてもらうにはどうしたらいいか?というを考える素養になってるので、特にアイスブレイクのアイデアは活用しやすいかなと思って選びました。

5.子どもとの関わり方

家族写真は子どもがメインの被写体になることが多いです。
子どもとの関わり方はフォトスタジオでアルバイトしてる時に先輩方から学んでるのですが、フリーになってからも知識を更新するように気をつけてます。
最近読んだ本なので「大きな影響を受けた」感じではないのですが、カメラマンとして小一時間子どもと関わるときに使える知識が詰まってると感じたのでご紹介しておきます。

子育てに役立てられるかどうかについては置いといて、声の掛け方、気の逸らし方、誘導の仕方など参考になるところが多かったです。

特に七五三〜入学記念くらいのお子さんに有効かなと!

まとめ

冒頭でも述べたとおり、Youtubeの方がわかりやすくて情報が早いので好きだけど、本を読むのは脳の違う部分使って活性化できてる感があります。
あんまり活字が得意な方ではないけれど、以前誰かから「仕事ができる人は、人から薦められた本をすぐ読む」という話を聞いてから買って読むようにしてます(できる限り)。
面白いかどうかはわからないけれど、新しい価値観に触れるチャンス。

紹介した本もよかったら手に取ってみてください。
そしてよかったら、おすすめの本を教えてくださいね!

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