見出し画像

初心者が覚えるべき、我が子を撮影するときのカメラ設定

何かを始めても続かない原因の一つに、「なんか難しくてよくわかんない」っていうのがあると思います。
カメラも多分同じ。しかも最近のスマホはかなり優秀なので「iPhoneのがよく撮れるし」と、せっかく買ったのに使わなくなってしまった方も少なくないはず。

今回は新しくカメラを買ったが、何からやればいいのかわからない方。
一度は挫折したけど、機会があればカメラを学びたいと思っている方のために、
できる限りわかりやすく、覚えることを少なく、我が子の写真を綺麗に撮るカメラの設定をお伝えしていきたいと思います。


大事なポイント

カメラ選びが結構大事

前提として、カメラによって使える機能が異なります。
各メーカーの力を入れる方向性が違うし、シチュエーションによって必要なカメラの機能が異なるからです。

ご自身のお子さんを撮影することが今回の目的なので、それを踏まえた上でカメラとレンズを選ぶことをおすすめします。

これからカメラの購入を検討している方は、こちらの記事も見てみてください。子ども撮影のためのカメラの選び方を紹介してます。

覚えてほしい3つのこと

カメラにはいろんな機能が搭載されていて、メニューを開くといっぱい項目が並んでるので最初は困惑するかもしれません。
ですが、「我が子を撮る」だけを考えると、大事なことは大きく3つです。

①オートフォーカス 

「オートフォーカス」とはカメラがピントを合わせてくれる機能のことです。【AF】と略して表記されることが多いです。
このAF、「どこに合わせるか」というエリアの設定「どういう風に合わせるか」というモードの設定に分かれています。

「エリアの設定」で覚えてほしいのは「スポットAF」「瞳AF」です。
スポットは任意の場所「ここに合わせてほしいぜ!」というのをカメラに伝えるもので、瞳AFはその名の通り「眼」を探してそこにピントを合わせてくれる機能です。

※なんで瞳なん?と思った方のために回答しておくと、目にピントが合っていると「ピント合ってんな」と人が思うからそうなっているらしいです。

モードの設定は【AF-S(シングル)】と【AF-C(コンティニュアス)】の2つがあります。

ピント合わせはシャッターボタンを半押しして実行することが多いんですが、
AF-Sはここに合わせるぞ!ってピントを固定するモード。
細かいピント合わせが求められる物撮りなどに向いています。
一方AF-Cはここに合わせ続けるぞ!ってピント合わせをし続けるモードです。

で、おすすめは【瞳AF】と【AF-C】の組み合わせです。
要するに【顔にずっとピント合わせ続けてくれる】モードにしておくということです。
後ろ向いちゃった時や瞳を認識しない距離に離れちゃった時などに、瞳AFからスポットAFに切り替えて使ってます。

正直これだけ覚えておけば、あとカメラ任せでも大丈夫なくらい重要です。

Avモード

ピント合わせができた後、やりたいことは「綺麗に背景をぼかす」ことだと思います。ボケ感を大きくするには「F値」という数値が関係しているのですが、「それだけ」を自分で決めてあとはカメラ任せにできるモードがあります。
それが【Avモード】(絞り優先モード)です。

撮影モード切り替えのところに表記がありますので、まずはAvモードを選択することをおすすめします。
F〜(~は数値)という表記がどこかにされますので見つけていただき、くるくる回せるところをどこか動かしてもらうと数値が変化します。
この数値を小さくすると背景が大きくボケます。

背景をボカすコツとしては「子どもと背景を離すこと」と「子どもに近づくこと」です。
1点、暗い場所ではシャッタースピードが遅くなってブレやすくなるので、ブレちゃった場合には暗すぎるんかな?と思ってください。

露出補正

最後にやりたいこととして「明るく撮りたい」です。好みによりますが、基本的には明るい雰囲気の方が好きという方が多い印象です。
明るく撮るためには、カメラに「明るめに撮ってね」と伝えておく必要があります。
それができるのが「露出補正」です。

露出補正のマーク

マークの横に数値があり、最初は0.0で+に振ると明るく、-にすると暗くなります。+0.3~+0.1あたりがおすすめかなと思います。
ダイヤル式で設定するパターンと、設定画面から決めるパターンがありますので、調べてみてください。

知っておくとより便利

ピクチャースタイル
クリエイティブスタイルとかって表記されることも。写真の色合いや仕上がりの雰囲気を設定できる機能です。

モニターの明るさ
意外と背面モニターを明るくしておくと、外で仕上がりが確認しやすくなります。

ボタンのカスタマイズ
少し慣れてきたら、ボタンの配置を好きに設定することができます。
瞳AFとスポットAFを素早く切り替えたいなとか、露出補正をすぐに変えたいなとか、使ってると色々出てくるかもなので、自分の使いやすいように決めておくと良いです!

まずは自分でやってみること!

カメラによって設定方法や呼び方などが若干異なるので、「自分のカメラにはこんな表示ないよ?」と思った方もいるかもしれません。

そんな時は自分で調べてみてください。
「カメラの名前 瞳AF 設定方法」
とかって調べるとすぐ出てきます。
自分で調べる癖をつけておくと、花火撮りたいなとか星空撮りたいなとか思った時に設定方法を調べることができるからです。

この記事読んでやる気が出た方は、ぜひ自分でカメラいじってみてくださいね!

いいなと思ったら応援しよう!