彼はあまりにも美しいのかもしれない
ノートルダムの鐘を見た。
高校の時に初演されて以来、ずっと見たいと思っていた作品である。
PR動画の時点で、アンサンブルの綺麗さに魅了されていた。
ミュージカルでありながら、なかなかオペラに近い作り方だった。
複雑な話であることから、ストーリーテラーをつけてとてもわかりやすい作りだった。
ローブをかぶることで、人物転換をしたり
衣装ひとつで雰囲気が変わる。
とても綺麗で、表現について細かに設定されていた。
作品はあまりにも残酷だ。
彼はあまりにまっすぐで、美しすぎたのだ。
結末は、観客で捉えるものだと強く感じた。
私は、決してハッピーエンドではないこの結末において、
どうしても、カジモドを讃えたい。
誰だって、悪にも善にもなれる。
だから、私は自分に対して正直に生きよう。
誰もがみんな讃えられる。
人間讃歌がここにある。
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