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「記録でもなく、記憶でもなく、心に残る仕事を...」

こんにちは、ふるぽてくんです。
今日から今年の棚卸しを始めました。新しい領域の仕事にチャレンジした年だったので、キャッチアップに時間を要した、過去の経験がいきたなど、気付きがたくさんありました。

「小学生の時にやっていた予習・復習を社会人になってなんでやらないのか」というメッセージがおすすめの動画として流れてきたのですが、はっとさせられましたね。振り返りと目標設定をしっかりと年末に向けてやっていきましょう。


【定例】おすすめされた本コーナー

ふるぽてくんブログでは、おすすめされた本コーナーを定例化しています。
本は、紹介者とのコンテクストの共有や苦しい時の道標となり、成長の手助けをしてくれます。
すでに読んだことがある本が多いと思いますが、もし新たな出会いになればいいなと思い、続けていきます。

第15弾は、「1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書」です。
この本は、習慣の形成の一丁目一番地である"スモールステップで毎日続ける"ことを手助けしてくれると同時に、"言葉の素晴らしさ"に気づかせてくれます。

言葉にはその人の生き方が投影されます。
主題は同じでも、それぞれに奥行きを感じ、その人への関心や尊敬につながる凄さがあります。

改めて、このブログで言葉を取り上げ続けようと強く思いました。
ぜひみなさんも1日1話読み続けてください。

【本文】一期一会の仕事術

26歳の時、14ヶ月にかけて制作物を作るプロジェクトのプロデューサーを担当しました。振り返れば、クライアント、協力会社の方々計50名ほどが携わってくださったプロジェクトでした。

今回は、クライアントの部長さんとのエピソードです。
その方は、このプロジェクトを終えた年に定年退職を迎えるため最後の仕事でした。

プロジェクトの中間報告会の後に開催した食事会で、部長が感情を乗せてこんな言葉をくださいました。この言葉は今でも僕の1つ1つの仕事の向き合い方に大きな影響を与えています。

「まずは、ふるぽてくん。こんな素敵な仕事に参画してくれてありがとう。この仕事は入社してから38年、僕の最後の大仕事。最後の仕事だと思って振り返ってみたら、忘れ物に気づきました。今回はそれを手にいれる仕事にしたい。」

「38年もいると会社に何かしらの貢献ができた仕事も数件あるし、いろんな先輩後輩との嬉しい記憶も苦い記憶もたくさんある。でも、退職する日に俺の社会人人生はこれだ、と自信をもって言えるほどの飛び抜けた仕事を恥ずかしながらまだできていない。」

記録でもなく、記憶でもなく、心に残る仕事をしたいと思っている。欲を言えば、僕だけでなくこのプロジェクトに参画してくださっているみなさんの指折りの仕事にしたい。この仕事にすべてを賭けたいんだ。ぜひよろしく頼む。」

この言葉・感情をプロジェクト関係者に伝播させるのが最も重要な僕の仕事でした。このとてつもないリーダーのもと、全員が前のめりに関わってくださり、最高の14ヶ月になりました。打ち上げでは涙するメンバーが続出し、部長はとても誇らしげな顔をされてました。

1つ1つの仕事を大切にする意識が芽生えたと同時に、みんなが仕事の楽しさを再認識した場となりました。
それから、あっという間の人生、誇れる仕事をいくつできるか。そんな挑戦を始めています。

【さいごに】自己紹介

【紹介文】
僕はフルーツとポテトが好きだ。 ただ、目の前に欲しそうな人がいるとあげてしまう。 人を応援することと喜ばせることが好きな僕は、時に不安を抱える「野良の総合職人材」になっていた。不安を抱える総合職サラリーマンと共に来るべき未来を信じて。

人は見たもの、聞いたこと以上のことは想像できない。といいます。
この部長に出会っていなかったら、今目の前にある仕事・時間の貴重さが想像できていなかったと思います。
日々の出会いに感謝して、常に学ぶつもりで過ごせば、きっといい人生になると確信しています。

今週末も無事投稿できました。
これからもよろしくお願いします。

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