「それでいいのか...」
こんにちは、ふるぽてくんです。
昨晩はリフレッシュするために銭湯にいってきました。いつもと違うことをすると創造性が高まる気がして、たまに一人旅や銭湯にいってしまいます。みなさんはどうですか。
【定例】おすすめされた本コーナー
ふるぽてくんブログでは、おすすめされた本コーナーを定例化しています。
本は、紹介者とのコンテクストの共有や苦しい時の道標となり、成長の手助けをしてくれます。
すでに読んだことがある本が多いと思いますが、もし新たな出会いになればいいなと思い、続けていきます。
第5弾は、「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」です。
新卒入社4日目、研修の合間にトイレにいったときの出来事です。ペーパータオルで手を拭きトイレの外に出た時、ある先輩から名前を呼ばれ、振り返りました。
「このペーパータオルがゴミ箱に入らず落ちているの気づいてたか。ふるぽてくんが使ったやつじゃないかもしれないが、床に落ちていた。自分の家だったら放置するのか。ここはお客様も使うトイレ、経営者なら放置するか。そのくらい意識して過ごしてほしい」
その言葉を伝えてくださった後、この本を読んだらいいよとデスクにもってきてくださいました。
【本文】引き継ぎの心得
ある日、関東エリアから関西エリアへの異動が決まりました。
1ヶ月ほどでお客様の引き継ぎを行い、関西で新たな挑戦を始めることが課されたのです。
引き継ぎを受けたことはありましたが、人に引き継ぐのは初めてでいろんな方の引き継ぎを参考にしながら、準備を進めました。
今回は、そんな引き継ぎの中である先輩から叱っていただいたエピソードを紹介します。
まずは、お客様への挨拶や業務の引き継ぎを含めたスケジューリングのためにそれぞれを調整し、その後、契約書や過去の見積書、納品物の洗い出し、最後に各種資料作成という手順で進めていました。
資料には、基本的なオペレーションをはじめ、お客様の組織構造や担当者の癖や人柄、大切にしてきたことなどをまとめて、ご迷惑をおかけしないように細かく準備しましたし、自分が引き継いでもらったときより丁寧にしようと心がけました。
しかし、先輩が求めていたものは全く違ったのです。
この違いが僕自身の引き継ぎというものの捉え方を変えてくださいました。
ある日、資料をもって臨んだ先輩との打ち合わせでこんな言葉をいただきました。
「資料ありがとう。細かくてミスは起こらなさそうなものになってるね。ところでさ、ふるぽては引き継ぎって資料を作ることだと思ってない。この1週間さ、挨拶の日程調整でしか連絡くれてないよね。もちろん先方にご迷惑をおかけしないものにはなっているかもしれない。でも、それでいいのか。」
「ふるぽてがお客様にいただいたものの恩返しも含めて、引き続き喜んでいただく状況・価値を引き継がないといけないんじゃないのか。俺にこの本を読めとか、このくらいの知識がないと話にならないとか、本気で伝えてくるようじゃないとお客様にふるぽてが提供していたものが引き継がれるのか。もっと求めないと!そのくらいお客様に大切な機会をもらったんだから。」
この日以降、先輩に全力でぶつかりました。自分が担当してから取り組んだことや企業先で仕入れたことをすべて伝え、業界についてなどもあらゆる書物を読んでいただきました。10社以上その先輩に引き継いだので、既存案件と並行して大変だったと思います。それでもその仕事観を貫ききってくださいました。
たまに関東に帰ってきた時に、先方の部長様と先輩と僕で食事にいったりとその後の関係性もとても良好です。引き継ぐこと、それはミスのないオペレーションではなく、提供価値だったんです。
きっかけがなければ変化をせず、当たり前が変わることもありません。
当たり前を変えてくださる方との出会いは本当に貴重であり、僕自身もそんな存在であり続けたいと思います。
【さいごに】自己紹介
【紹介文】
僕はフルーツとポテトが好きだ。 ただ、目の前に欲しそうな人がいるとあげてしまう。 人を応援することと喜ばせることが好きな僕は、時に不安を抱える「野良の総合職人材」になっていた。不安を抱える総合職サラリーマンと共に来るべき未来を信じて。
改めて総合職にとっては、日々の暮らしや出会いがすべて養分だと感じます。僕が周りの方からいただいたメッセージが、だれかの養分になればいいなと記事を書いていて思いました。
今週末も2連投。
今日もありがとうございました。