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月の立つ林で

いらっしゃいませ!寒い中、お越しいただきありがとうございます。
寒いので、ココアとストーブで温まっていってくださいね。

さてさて、本日ご紹介するのは、青山美智子さんの「月の立つ林で」です。
最近も青山美智子さんの作品をご紹介しましたが、引き続きね。

この作品は読むのが2回目。
1回目に読んだ時にすごく感動たの。
今回はね、1度読んだせいか、リカバリー・カバヒコに感動したせいか、そこまででした(笑)

でも、大好きですよ。

作中で、ポッドキャストタケトリ・オキナがポッドキャストで、「ツキない話」という番組をしている。「かぐや姫は元気かな?」が毎回フレーズ。(タケトリ・オキナの正体も最後にはわかりますよ)

この作品を読んだ影響が根底に残っていて、私も一時期ラジオをやっていたんだ。といっても、ボイスメッセージを録音して1人だけに送ってね。
でも、楽しい時間だった。
毎晩、仕事終わりの帰り道で1日を振り返りながら録音する。
色々な気づきがあって面白かった。

いつか、本当のポッドキャストをやろうかななんて思っています。
その時は聞いてくれますか?

前も読んで好きだった言葉

旧暦では、新月が1か月の始まりとされていました。月が始まる、月が立つ…
つきたち、そこからついたちとなったそうです。新月を「月が立つ」という表現、すごく素敵だなぁ、いいなぁって僕は思います

青山美智子「月の立つ林で」P233

この本のタイトル「月の立つ林で」。
月が立つが始まりを意味する。
そして林?竹は根がすべて繋がっているそうです。これも作中で話がありました。

だから、始まりはきっとどこかで誰かと繋がっている
そんな意味を込めたタイトルなのではないでしょうか?
エピソードもすべて、各々の始まりで締めくくられます。

素敵なタイトルだと思いませんか?
青山美智子さんの新刊が出たらしいので、ご用意しておきますね。

あら、雪が降りやんだようですよ?
今日も聞いてくれてありがとうございました。
またのお越しをお待ちしておりますね。

満月書房 深月


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