いつもの
どんなに忙しくても
それなりに満腹に溜め込み、一日が始まる。
ストレスがない環境はこの世に存在するのか
ストレスに背くことはできても
ストレスから逃げることはできない。
どんな些細なことでも、人はストレスを感じる
それは寝袋(シュラフ)の中でも
東京→北海道間の(運転)のシートでも
ラジオから流れる昔の記憶(曲)でも。
いつも10分後に来る
待ち合わせの時間に来ないあなたを待ちながら
僕は25分前から、その場所に立っている。
「来た」
第一声ではないが一言、「時間通りに来れないのか」聞いてみた。
今週は10分早く、あなたは来た。
僕はあなたが来る30分前に、いつもの場所に立っていた。
太陽の日差しが雪の広場に広がり、影として僕が写る。
立ち方や全体を写し出す鏡がそこにある。
自分のスタイルをチェックしながら
「鋭い剣に見える影」で振る舞いを意識する。
綺麗な花束の影はストレスを感じることなく
僕と一緒にあなたを待っていた。
海マヒナ