ヨーロッパの美しい図書館その10 チューリッヒ大学法学部図書館 【スイス】
2020年1月3日のこと
大晦日のコミケ終了後、東京を出発し、
北京、ミュンヘン、ベルリン、シュトゥットガルト、
ストラスブール、コルマール、バーゼルを経て
チューリッヒにやってきました。
チューリッヒと言えば、
スイス🇨🇭最大の都市で(首都はベルン)、
スイスの中心に位置します。
そんなチューリッヒにも美しい図書館があると聞いていたので、
図書館マニアとしては是非訪れたいなと思っていました。
その図書館は、チューリッヒ大学法学部図書館。
(Rechtswissenschaftliche Bibliothek)
あまり有名な図書館ではありませんが、
目を見張る美しさがあります。
場所はチューリッヒ中央駅から徒歩圏内なのでアクセスも容易です。
(Google Map)
チューリッヒ中央駅から徒歩15分ほどです。
ただ坂道ですので、その点は注意してください。
トラム(路面電車)だとKantonsschule駅が最寄りとなります。
チューリッヒにやってきたのはいいけれど
まずはバーゼルから鉄道でチューリッヒ中央駅までやってきました。
バーゼルでの切符の購入に手間取ったため、
16時すぎに到着しました。
博物館などはまだ空いている時間でしたが、
あと1〜2時間程度で閉館だったので
また次の機会にすることにしました。
とは言え、チューリッヒでやりたかったことは
図書館への訪問以外特になかったので手持ち無沙汰に…。
夜は夜行列車に乗るのでそれまでとても暇…。
うーん………。
…とりあえず、ブラブラするか!!
ということで旧市街散歩へ。
「ヨーロッパあるある:石畳の街並み」
そうしてやってきたのはリンデンホフの丘(Google Map)。
ここでしばらく写真を撮ることにしました。
周りではたくさんの観光客が記念写真を撮っていました。
私もカメラと三脚を用意し、写真撮影に没頭します。
2時間弱は滞在したでしょうか。
あたりが真っ暗になった辺りで図書館に向かいました。
ようやく図書館へ
今回紹介する図書館は大学の一部施設ですので、他の観光名所的な図書館とは雰囲気が異なります。
学生が一生懸命勉強している場所ですので、
なるべく静かに、邪魔にならないように振る舞いましょう。
(図書館内の写真は全てスマホカメラの無音モードで撮影しました)
この図書館は出入口が少し分かりにくいです。
出入口は大通りとは真逆の方向にあります。
出入口
それでは、館内へ……
はい、美しい。
この図書館は地上8階の吹き抜け構造になっており、
中央部分は天窓から差し込んできた光が差し込みやすくなっています。
吹き抜けの縁に沿って羽板が敷かれ、その周囲を囲むように机が設置され、学生が勉強できるようになっています。
ただ、音が非常に反響しやすいので、
集中できるかどうかと言われると微妙です。
ところでこんな雰囲気の建物を、
過去見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、こちらのチューリッヒ大学法学部図書館は
スペイン出身の著名な建築家サンティアゴ・カラトラバ氏が
改装を施したのです!!
有名どころで言えばアメリカ、ニューヨークのワールド・トレードセンター駅(オキュラス)やスペイン、バレンシアのレミスフェリック、フェリペ皇太子科学博物館でしょうか。
同一形状物の連続という点で非常に特徴的ですね。
ひとしきり写真を撮り終えた後、速やかに退出しました。
そして次の目的地であるウィーンに向かいました。
次のnoteはこちら。
追記
これまで訪問したヨーロッパの図書館についてまとめた旅行記(同人誌)を作成致しました。
通信販売もしくは書店委託しておりますので、興味のある方はこちらをご参照ください。
⭐️ヨーロッパの美しい図書館シリーズ
・その1 ストラホフ修道院図書館 【チェコ】
・その2 デンマーク王立図書館 【デンマーク】
・その3 ストックホルム市立図書館 【スウェーデン】
・その4 ザンクト・フロリアン修道院図書館 【オーストリア】
・その5 オーストリア国立図書館 【オーストリア】
・その6 アドモント修道院図書館 【オーストリア】
・その7 フュッセン市立博物館 【ドイツ】
・その8 クレムスミュンスター修道院図書館 【オーストリア】
・その9 シュトゥットガルト市立図書館 【ドイツ】
最後までお読みいただきありがとうございました。