文庫本『うたうおばけ』×本屋さんに行ってみよう
最近読んだ本でお気に入りの
『うたうおばけ』くどうれいん・著/講談社文庫
の本紹介です。
本屋さんのフェアになってたり、面で棚に並んでたり、人気のエッセイ本です。表紙も可愛いです。
年始慌ただしく下書き期間が長くて、やっと書けた紹介記事、
読んでいただけたらうれしいです。
エッセイは、移動中にちょこちょこ読むお供で、『うたうおばけ』もちょこちょこ読みすすめました。
・エッセイについて
エッセイは現実にあったお話なので、想像すると楽しくなります。物語文が苦手で必要最小限(映画や舞台原作)しか読まないなわたしでも楽しく読めるジャンルで大好きです。
くどう先生が『あとがき』に書かれている
生活は死ぬまで続く長い実話。
という文、まさに!!です。
わたしがドキュメンタリー番組やエッセイが好きな理由はこの一文がすべでです。
(自分じゃ思いもつかない文だけど。)
『現実は小説よりも奇なり』(バイロン)のことばがありますが、ニュースやテレビのいい話、怖い話などなどホントに想像を超える出来事が現実の色んな場所で起きている、だから実話(現実)は興味深いです。
・『うたうおばけ』について
くどうれいん先生は、短歌、俳句、エッセイ、小説、絵本まで幅広く文学作品を手掛けられています、
『うたうおばけ』は、くどうれいん先生の『人』をテーマにしたエッセイ集です。
くどう先生の周りには、おもしろい人がいっぱいでかなんだかたのしそう!と思いながら読み進めていたんですが、くどう先生の人の見方や関わり方がおもしろく、そして、それを伝わりやすい文章で書いてあるので読んでて『楽しい』本でした。
学生の頃から短歌道一直線のくどう先生、
理由はなんにもないけど学校休んじゃうくどう先生、
お友達、学校の先生、職場の上司に同僚、
見ず知らずの人、出会った人たち、
くどう先生やおもしろい人どの出会いやエピソードがいっぱいで楽しそうでいいなぁーと思いました。
共感したり、素敵だなと思ったりが詰まったエッセイ集でした。
・『うたうおばけ』好きなお話
・物理教師
名人と呼ばす高校の先生の話(こんな先生会ってみたい)
・山さん
有言実行の素敵な上司の話(こんな上司にめぐりあいたい)
・冬の夜のタクシー
タクシー運転手の話(ドラマみたいなエピソード、タクシー運転手さんかっこいい!)
が特に大好きでした。
※()はわたしの一言感想。
後、あとがき と 文庫あとがき も好きです。
・最後に
2023年に文庫化し、本屋さんでも人気の本です。お話も表紙もかわいいです。
気になる方、気になっていた方、一度まちの本屋さんで手に取ってみてはいかがでしょうか。