4ヵ月後に知ってよかった
同級生の君は
無口で
少し(とてもw)マニアックで
お母さんを高校一年生で亡くして
その時は、余裕がなさそうで大変そうでした
しばらくして
おしゃべりをしていた時
そう聞いた時
当時は、キャベツにマヨネーズをかけて食べることはあっても
白菜にかけて食べるなんてことはしなかったので
料理も出来ないのに
頑張ってるんだなあと思っていた
そのずっと前
中学生の時に
君の父親の話しをしていて
「家の手伝いをしないと叱られる」と言っていた
いろいろ話しをして
「お母さんに話してみたら」と言ったら
「お母さんも同じだ」
と聞いた時
八方塞がりなんだなあ
辛いよなあ
ということを思い出していた
その後、頑固なお父さんの面倒を見るのは
大変だっただろう
そのお父さんも
30代くらいに亡くなった
君と話さなかったけれど
寂しさとホッとしたところがあったのではないかと思っていた
君は、いくつめかの転職をして
嘱託の郵便配達員になった日に
交通事故を起こして
解雇されて
その後、火葬場職人になった
(義母がお世話になった時に
君の優しい心遣いを見せてくれた時を思い出している)
君は、人を攻撃したりすることはなかったから
普通に話せる男子だった
家族がいなかったから
普通に考えると可哀そうだって思ったんだけど
世の中の人は全て
誰かと一緒に住んでないと幸せとは限らなくて
一人で好きなことをして生きている方が幸せだと思っている人も
一定数いるのを受け入れたら
君は君なりに幸せだったんだと思えるようになった
君の火葬は、亡くなってから10日後だったそうで
社葬にしてもらえて
同級生が4人も行ってくれたと聞いた
一人が良いと思っていた君には
誰かがいつも寄り添ってくれていたのを聞いて
やっぱり君は幸せだったんだなあって
そう思うと、涙がこぼれた
君が亡くなったのを聞いたのは
4か月後の昨日でした
亡くなった時なら
号泣しまくっただろうし
落ち込んでしまっただろうから
昨日で良かった
君のことを思うのは
きっと私の辛さよりも辛い人がいるからだったと思う
そして
同級生の君に
私が何かして上げれることがなかったかと
そう思うと悲しいんじゃないかと思う
君と出会えて良かったと
そう思っている
私が苦しんでいた時も
きっと君はそっと見守っていてくれたんじゃないかと思う
君のように、そっと見守って入れる人になれるかなあ