多様性と分断
先頃、女性を社内マイノリティとして取り上げたけれど、社内マイノリティにはもっと多様なマイノリティがある。
わたしが受けた差別は、保育業界で名刺を作る時、男は青、女はピンクとヌケヌケと言う年配の女性管理者がいた。
情報を調べてみると、性的マイノリティーの差別のされようは明らかで、自己価値を守るために早期離職、転々とするキャリアになるようだ。
マイノリティーな差別意識には年齢差別もある。採用されても、仕事覚えが遅いなど、バッシングが激しい。高齢者が多い今、どうやって会社を回していくつもりなのだろう。
そもそも新卒から入社した時点で、男性職場に女性の配属はせいぜい2人までの分断をされている。不利益が生じたときに数で男性に押されやすい。社内決定に影響が出る。男性はそれを問題とは思っていないフシがある。男性には村があり、女性には村すら用意されていない孤独がある。
このようにして、会社の中で強制が起こる。フリーターにも生活を保証されない差別が待ち受けている。会社組織は今や、安定と引き換えの脅迫のように見える。
多様性はたしかに芽生えているが、抵抗する古い体質を変えられない会社組織。経営のハードルがどんどん下がり、素人経営が多くなった。素人は古いセオリーにハマり、冒険する体力を持たない。できるだけ部署や社員をダイエットし、還元するためには利益を出さないといけないと正論を述べる。数字や力学だけ追い求め、正論では豊かにならない社員の士気が地を這う想像力がかけているように見える。必死に経営するから偉いのではなくて、個人が縛り上げられて苦しいと言っているのをよく聞いて、社内の寛容さを上げてこそ働きやすさが出るのに。
いまのところは、頭の硬い連中が我を張って、マイノリティーを得たいのしれない連中だからうちには合わない、とはじき出している。創立三ヶ月ではじき出された時は驚いた。
思うのだが、ブラックな会社は必ず内部に精神的に病んだ存在を生みます。それが運悪く上層部にいた場合、病は感染していきます。そんなところに配属されてしまうと、精神疾患は免れません。真面目に働いてきた人たちが、年齢で早期退職となり、次のキャリアが絶たれる構造になったままでいるのは、上の世代が理不尽なものだと受け入れてきたからだよ。受け入れずに遠慮せずに声を上げないと。必死に生きていたら、いまは40くらいから親の介護まで始まる世代。結婚も出産もしたばかりなのに、老人ホームにいれるお金もないとなると、ストレスの蓄積で40を目安に精神疾患になることも全く自然な流れだ。
多様性を謳歌するには、まず人体のように社会の病巣を特定し、未来をよりよく生きていくにはどうしたらいいかを考えて、声を上げてみよう。そしたら、賛同者つまり仲間を見つけられて、聞き入れられることが力になる。何もしないより、声が世に生まれることが大切さ。問題で、改善が必要だと思う人は静動必ずいると信じています。
わたしの患う躁鬱あらため双極症の患者は100人に1人だけど、意志の力で何百人も集まることだってあるんだから。
多様性、当事者同士を繋げよう。そしたら大きな声になるぞ。