弱者の戦略「コバンザメ戦略」で生き残る
スペシャルウィーク7日目。
最終日の本日は「コバンザメ戦略」について。
大型の生き物に吸着して身を守りながら、おこぼれを狙うコバンザメのように、集客力のある店舗や商業施設で商売を行う「コバンザメ戦略」という言葉がビジネスでは時折出てきます。
有名な具体例として、ラーメン屋の「日高屋」が「マクドナルド」と「吉野家」の近くに店舗を構えているというものがあります。
出店の際に「マクドナルド」と「吉野家」が綿密に立地調査を行っているため、同じ立地で「日高屋」を出店すれば売上が見込めるだろうと考え、お店を出しているのです。
また、「日高屋」はマーケティングを「マクドナルド」と「吉野家」に任せることで費用を抑えています。
「日高屋」を例に挙げましたが、「オリジン弁当」が「セブンイレブン」の近くにお店を構えた例もあります。
工場で大量に作られる「セブンイレブン」のコンビニ弁当に対して、1つ1つ店舗で作り、出来たてで提供する「オリジン弁当」のお弁当であれば勝負出来ると見込んで出店していました。
また、こちらも「セブンイレブン」が入念に立地条件を調べて出店するため、「オリジン弁当」は立地に関するマーケティングはせず、費用を抑えていました。
このように、弱者が強者の力を利用して生き残る戦略が「コバンザメ戦略」です。
これは、大手企業と中小企業に限った話ではありません。
私たちも「コバンザメ戦略」を駆使することが出来ます。
例えば、noteで考えてみましょう。
noteで「コバンザメ戦略」を使ってみるとしたら、何が思い浮かびますか?
私が考えた「コバンザメ戦略」の一つは「テーマ決め」です。
「何について書いたら良いか分からない」「どんなテーマが人気なのか分からない」
こんな時に「コバンザメ戦略」を駆使して「テーマ決め」を行うことができます。
やり方は簡単です。
直近の記事の中から「スキ」が多いものをいくつかピックアップして、関連するテーマを見つけ出せば良いのです。
どんなテーマが人気になりそうかを考えるのではなく、どんなテーマが人気であるのかを見つけて、同じテーマで書くことが「コバンザメ戦略」の一つと言えます。
すでに「スキ」を集めている強者を見習うことで、テーマを決めるためのマーケティングに割く時間や費用を削減出来るのです。
他にも「コバンザメ戦略」を活かすことが出来ます。
良い意味で自分を弱者と考え、同じ分野の強者が行っていることを探り、強者の力を勝手に借りて、生き残っていきましょう。
スペシャルウィーク最終日は「コバンザメ戦略」をお届けしました。
強者がいれば弱者がいて、弱者がいれば強者がいます。
自分自身が絶対強者でないのならば、弱者の立場で「コバンザメ戦略」を駆使していきましょう。