ひとりでできること
…ってそんなにあります?
適応障害って診断されて6日。
私は自分の異変に早めに気づいて。
大変な状況になる前に適切な診断を受けたので、今のところ
「あなた本当に適応障害?」
って思われるぐらい、外にも出かけますし。
何なら普通に「自分のやりたかったこと」を
ここぞとばかりにしながら過ごしてます。
で、この「自分がやりたかったこと」。
それって実は、社会への提案だったり、疑問だったり。
それを行政に投げかけよう!っていう
普通の人なら「は??」「そっちのが辛くね??」
みたいな内容だったりするんですけどね。
これやってると、すごく気づかされることがたくさんあるんです。
もともと、これは診断される前からちょこちょこやってた話。
でも、私には幸いにして、私のこの活動を陰で支えてくれる人がいて。
その人と相談しながら、あーでもない、こーでもない。
できたところで、じゃあどうやって行政に出そうかなって方法を考えたり。
そういうことを、ともに考えてくれる人がいるからできるんです。
ここに「仲間がいる」ってことが大きなポイント。
…一人でなんて、無理無理無理!!!
で、休み始めてそればっかやるようになって。
はたと気づいたんです。
「…ひとりでできること、ほぼなくね??」
例えば、朝起きました。
皆さん、布団やベッド、ひょっとしたら寝袋とかで寝ておられると思います。
でもその寝具って、誰かが作ってくれたもの、買ってますよね?
「いや私が作った」って方もいるかもしれないけど。
布とか中綿まで全部自分では作ってないですよね?
(逆に全部ほんとに作ってる人がいたら尊敬します✨)
じゃ、顔でも洗いましょう。
水道から当たり前のように出てくる水。
水道局の人がきれいに使える状態で供給してくれるから顔が洗えますよね。
「うちは井戸水だ」って方も、くみ上げる道具もお手製って方は少ないでしょうし。
タオルで顔を拭くのもそう。タオルは誰かが作ってくれたものですよね。
…こんな感じで。
極端かもしれないけど、もともと現代人は一人で生きてないんですよね。
対価は払ってるかもしれないけど、誰かに協力してもらってる。
適応障害って自分が言われて。
皆さんの記事も色々見させてもらって。
タイプや症状が様々だな、と思いました。
・環境変化により、その環境がご自身に合わなかった
・自己責任と思う範囲が広すぎて、必要以上に抱え込む
・できると思っていた目の前の現実と、自分の理想との違いに苦しむ
(私はこれ)
・人に頼ることに抵抗がある
・そもそも頼れる人がいない
…ほんと、100人いれば100人、苦しんでることは違うと思うんです。
だから私みたいに、比較的軽い(ある種、能天気な)やつもいれば、苦しんで今もなお途方に暮れる方もいます。
でも、これほとんどの方がそうだと思うんです。
たぶん、ですよ。
もっと人を頼ってよかったんじゃない?
「私には対応しきれません!」っていう勇気があったらって思いませんか?
頼る相手は誰でもいいです。友達でも医者でもカウンセラーでも。
…私は「友達に頼る」って選択肢を持ってなかったんで医者に直行したんですけど。
また、「できません、知恵を貸してください!」って素直になれたら、こうならなかったとも思っています。
本当にもう、
「それができたら苦労しねぇよ!」って声が聞こえてきそうですが。
やっぱり、一人でできることは限界がありますし。
その限界線って自分が思ってるよりも、ずーっとずーっと下にありそうな気がするんですよね。
ただ、勘違いしないでいただきたいんですけど。
みんな実力がないわけじゃ、ないんです。
自分で半分わかってても、少し目線を落として、「確認する」くらいのつもりで、どんどん周りの人に相談してたら、もうちょっと軽くて済んだんじゃない?って感じ。
(人を頼ったりする基準にも個人差があるので、頼ること自体ハードルが高いと感じる方もいるとは思いますけど…)
私は今回診断されて、そう思いました。
多分実力値なんてそんなにないくせに、変に意地張ってやりすぎたんだな、と。
私のプライドも、そこそこ大切にしてきたつもりではいます。
どっちかって言うと、感じ悪いくらい高いかもしれません。
だからこんなんなっちゃった。
気軽に人に話せる人間だったら、こうならずに済んだ可能性は大いにあります。
…でも、そこって一番自分が「変わる」ことが難しいとこだったりしますよね。
もともと人見知りする人なんて、特に苦しいと思うし。
それそのものが「追い詰める」になりかねないですもんね。
ほんと、難しいけど。
ひとりでできることなんて、まずないですから。
(個人の感想です)
「人に頼る」の第一歩が踏み出せたら、快方に向かうと思います。
意外とみんな、優しいですから。
私はここに気づけたので、今は気楽でいられる気がします。
みんなができること、とは言いません。
でも、できる可能性は大いにありますよ!
こんな言葉でも、私と一緒に快方に向かう方が一人でもいたら。
私としてはすごくうれしいです。
きっといいお友達になれそうな気がします(笑)
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