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河口湖の「田んぼ」で自然農、無耕作栽培に挑戦中!

昨年の10月、収穫を終えた河口湖の田んぼをお借りして自然農栽培の試験栽培を始めました。
テーマは
・稲作の裏作として麦を栽培する
・水稲から麦への転作

特に水稲はコストがかかりすぎる割に儲からない、という理由で離農する米農家が増えるだろうと考えたからです。
例えば高齢化が進み跡継ぎがいないこと、設備や重機の維持費が増加していることです。
はっきり申し上げると、米は作るよりも買ったほうが安いです!
それに無農薬栽培で稲作をすれば【あわ】【ひえ】【きび】などの野草のために多大な労働時間がかかることに。
今回お借りした田んぼの地主さんは年間一反あたり数十万というお金を払って作付けから収穫までを業者に代行してもらってました。
私としては収穫を終えた田んぼに麦を作付けしたいと探していた時だったのでタイミングよかった!

河口湖の田んぼの相場は?

一反当たり2万円ほどが目安で、これに紹介料が初年度だけ2万円くらいだそう。
契約期間はそれぞれで2年更新の4月から開始のことが一般的という印象です。
場所や条件にもよりますが、農協や町役場の農林課に問い合わせるよりも不動産にお金を払ったほうが効率的!
なぜかと言えば移住してきたよそ者扱いの私の実体験として、役場の農林課と農協のご機嫌を伺いながら進めないと門前払いに近い扱いを受けるし、条件の良い田んぼは紹介してもらえません。
なので、ためらうことなく麦を選択しました!!!
ちなみに私のお借りした田んぼは一反あたり8000円で10月から開始。
地主さんがタダでもいいから借りてくれとのことでしたが、タダより怖いものはこの世にございませんから…
割り当ての水代16000円の半額8000円を支払うことになってます。
もちろん契約は口頭だけで書面など交わしてません!

実際に借りてみてどうなの?

なぜ地主さんがタダでもいいから借りてほしかったのか、後日気が付くことになりました!
「約3割が日陰!?」
「駐車場がない!?」

このくらいで、他はトラブルなく快適です。
日陰は試験栽培が目的なので丁度よく、駐車場は隣の方にお願いしたら停めていいと快諾して頂けました!
ちなみに隣の民家は河口湖のボス的な方のご自宅だそう(-_-;)

古代小麦、ライムギ、えん麦をまく!

農業体験ツアーを企画して3回に分けて蒔きました。
初回の古代小麦は、なんと私の師である矢作直樹先生(東京大学特別教授)とその仲間達が手伝いに来てくれました!

矢作先生と仲間たち


第2回目はライムギ

応援してくれる仲間


第3回目はえん麦とネギ

素敵な仲間たち

田んぼならではの課題とは?

田んぼに麦を蒔いたのには理由があります。
①土壌改良
②農薬除去
③土壌殺菌
田んぼを30センチ以上掘ると粘土層がでてきます。
これが水をためる役割、見方を変えると水はけを悪くする原因になると考えたため、地下に長い根を張る麦を植えました。
それから麦は農薬の除去や殺菌効果があり、田畑をリセットする役割があります。
まずリセットとクレンジングをしてから、大豆を植えて土壌微生物を増やそうと計画してます。
ぬかるみが強く耕運機や鍬が思うように扱えないのが悩みの種で、今後どのように変化するのか楽しみです。

初めての耕運機

今後の見通し!

米農家の離農が加速すると考えたため、試験栽培をすることにしました。
また借り手がなく耕作放棄地になった土地を効率よく再生したいと願い、土壌改良に効果的な麦の栽培を選択しました。
麦の次は大豆!
その後は田んぼに戻してもいいし畑として利用しても面白いだろうと思うんですけど、採算が取れないので自然農で無農薬、無化学肥料で自分や仲間達で食べる程度を栽培してゆく予定です。
試験栽培をいつまで続けるかわかりません。
家庭菜園レベルの機械や道具でどこまでできるのか!?
実体験や感想をお届けするために、もうしばらく続けようと思います。




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