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サラリーマンが独立して世界観が変わっていった話

理学療法士のふくちゃんです。

"理学療法士"は、主に病院や老人保健施設などでリハビリを行う医療系専門職です。

10年間総合病院に勤務して、腰痛や膝の痛み、首肩の問題を持った人、他にも脳卒中や糖尿病、難病の人のリハビリを行います。

そんな私がずっと感じていたこと。それは…

「何故ここまで悪くなってしまったのだろう?」


「予防に貢献したい」

もちろん病院ですので、悪くなってから来られる人ばかりです。ですが、その多くは「もっと早く気を付けておけばよかった」「気にはしていたんだけど…」とった後悔の念を持たれている人ばかりでした。

私は日々こういった人のリハビリに携わりながら、「もっと予防に貢献したい」という気持ちが強くなり、病院勤務10年目を境に独立して整体院「仁愛クリニカルルーム」を開設しました。

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31歳、子供が2人おりましたので後戻りはできません。毎日毎日地域の人に知ってもらおうと走り回りました。


整体院開設

その甲斐あって、開設から5年間で新規300人を超える人に来院して頂き、その多くが何度か通って頂いたり、定期的に体のメンテナンスで来て頂けるようになりました。開設からお客様が来られなかった日は5年間で10日もありませんでした。

100人目

その他に、地元役場で生涯学習講座「ストレッチ教室」を開催したり、子育て支援センターで「産後のケア」といったテーマで体操教室を開催させて頂いたりしました。沢山の人にカラダのこと、予防の大切さをお伝えさせていただきました。

地域貢献活動

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生涯学習講座「ストレッチ教室」
悪くなる前に何とかしてほしいという気持ちから、地元役場が主催している講座に登壇させて頂きました。

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子育て支援センター「産後の骨盤ケア」
私自身が妊活を通して女性の身体を勉強することができ、「これは伝えねば!」と地元子育て支援センターと連携して、産後のお母さん向けにお話しや体操をさせて頂きました。


講師活動

「予防に貢献したい」という気持ちがある一方で、「この思いを同職種にも聞いてほしい、伝えたい」という気持ちも湧いてきました。この時期から「国際統合リハビリテーション協会」という教育団体で講師としての活動もするようになりました。理学療法士等、病院で働く専門職向けに研修会を開催し、技術指導や人体に対する考え方、捉え方を話させて頂くようになりました。

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特に2018年に開催した「高齢者の筋力トレーニングがADLに繋がらない原因」研修会では、九州各地から100人近い専門職に参加して頂いて、沢山の方に話を聞いて頂きました。

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講演活動

二足の草鞋を履いていた私でしたが、元は病院勤務のいわゆるサラリーマンでしたので、「自分も独立したい」「起業について教えてほしい」といった声を頂くようにもなりました。

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創業スクール講演
自身が起業する前に通っていた創業スクールにて、今度は講師として呼んで頂き、これから起業を考えている人へ実体験をお話しさせて頂きました。

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療法士のための起業入門講座
講師活動をしていた協会で、起業に興味のある人向けに私の経験をお伝えしました。


今後の社会について

人生100年時代と言われますが、やはり大切なのは「健康であること」。これは何も中高年に限ったことではなく、働き盛り世代や20-30代も今は自分で自分を不健康にしています。

・慢性的なストレス
・簡便な食事による栄養バランスの崩れ
・スマートフォンの長時間使用
・知的労働(PC作業)による運動不足
・孤立

こういった状況はほぼ全ての人に当てはまります。体が動いても、特に病気をしていなくても「健康である」とは言えない環境に囲まれている人がほとんどです。

その原因は「メディアによる偏った情報」です。テレビやラジオから流れてくる多くの情報は、マスメディアによってコントロールされ、一部の人だけが利益を得られる構造になっています。

インターネットも今はほとんどが自動でニュースや情報をあなたのスマートフォンに流してきます。「どんな情報が流れてくるか?」上と同じ構図です。その情報を見た消費者から利益が入る、企業に利がある情報が流れてくるのです。

自分に入ってくる情報は滅茶苦茶捻じ曲がっているんです。

そんな状況にある人に、少しでも確かな情報、自分自身の体験からくる情報をこれからもお伝えしたいと考えています。


これからやりたいこと

現在「株式会社はな」で訪問看護ステーションのエリアマネージャーをしながら、自身もセラピストとして、また講師としても活動を続けています。

訪問看護とは、これまで病院で行われていた療養生活を、ご自宅で受けるために看護師が訪問して治療を受けられるサービスです。

これは社会的にも重要な課題で、令和2年の社会保障費は予算の段階で年間100兆円を超えており、如何に病気にならないかと同時に、病気になった人の治療費を如何に抑えていくかが命題です。ということは、療養費(ベッド代)が掛かる病院で治療するのではなく、ご自身の家で治療を受けることで、総じた治療費を抑える必要があるということです。

他にも、「自宅で最期を迎えたい…」というニーズも増えており、8割の人がそう望んでいるデータも出ているにもかかわらず、2人に1人がなる病気「癌」で最期を迎える人がこれからも増える日本において自宅で最期を迎えるのは10%にも満たないというデータもあります。


このコンセプトを全国で展開するための活動を行っております。


その他、企業向けの講演活動や健康経営サポートをしていきたいと考えています。特に女性の健康(Women's Health)は、今後の社会において本当に重要で、しかしまだまだ認知されていない部分です。

私は妻と5年の不妊治療を経験しました。その時の苦しや不安は忘れられません。日本は世界一不妊治療の件数が多く、世界一成功率が低い国です。仕事をしながら妊活をしている女性が多く、こういった状況はある種男性や未婚女性の「無知」も影響しているのではないでしょうか?

結婚すれば自然と子供は出来ると考えている人が、まだ多いのではないでしょうか?

こういった事実を知り、会社や社会全体でそのサポートに取り組んでいかなければ、これからの日本は廃れていくしか道はないような気がします。未婚が増えていることもあるでしょうけど、子供が欲しいにも関わらず授からない夫婦が【6組に1組】いるのです。(2015年国立社会保障・人口問題研究所調査より)

「どげんかせんといかん!」って昔宮崎の知事が仰っていましたね。正にです!


アラフォーの私ですが、まだまだやりたいこと目白押しです!日々の取り組みと、長い目で見て成し遂げたいことを胸に、今日も1日頑張ります!

理学療法士 ふくちゃん

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