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まとめ【私案】「十全の守護」の展開の一例とその活用

コアLv▶▶▶▶▷

こんにちわ、福之助福太郎です。
今日はこれまでの「十全の守護」のまとめとして書いていきますが、初めての方はこちらをご覧ください。 

展開する前に

今回の内容は「十全の守護」の一般的な解釈はもちろん、これまでに本や話から学んだもの、僕自身の経験から感じた事などを僕なりの解釈で展開し、まとめたものです。あくまで解釈の一例であり活用の可能性だという事をあらかじめご理解ください。

僕の投稿は偏りのある内容だと思いますが、強い主張でも何かを批評したいわけでもなく、あくまでこういう考え方をするとどうなるかという一例です。また、周知が目的のまとまった理論ではなく限定的な目的の備忘録なので、メモ書き的で説明が不十分なものという事も併せてご理解いただければと思いましたので改めてお伝えしておきます。
正しい教理の解釈や知識は、適した学び方をしていただければと思います

展開の項目

①働き
②身体機能
③人間性
④社会的要素
⑤適切な状態と過剰な状態
⑥心持ち
⑦鳴物
⑧妨げになる"ほこり"と具体例
⑨働きに適う具体的行動

"くにとこたちのみこと"

①水の働き・空間・物質
②眼と体の潤いや脳・神経に関する働き
③理性
④理念
⑤適切:潤い
 過剰:冷やす心・無関心
⑥素直な心
⑦拍子木
⑧[ほしい]目先の物事で対価を出さず求める心、無理な願い
⑨次の人が使いやすいように使うなど陰で徳を積む行い

"をもたりのみこと"

①火の働き・時間・エネルギー
②温みに関する働き
③感情
④情熱
⑤適切:優しさ
 過剰:燃やす心・過保護
⑥明るく温かい心
⑦ちゃんぽん
⑧[をしい]自分の物・体・時間を使う際に惜しむ心、出し惜しみ
⑨求めるよりも与える行い

"くにさづちのみこと"

①繋ぐ働き
②皮膚や筋肉と女性器に関する働き
③協調性・保守性
④継続・コネクション
⑤適切:繋がり・慎み
 過剰:執着・消極的で引っ込み思案
⑥低い心
⑦すり鉦
⑧[うらみ]自分を省みずに人を恨む、人の裏側を見る心、過去へのこだわり
⑨何事も受ける事と喜びに変えていく事

"月よみのみこと"

①突っ張る働き
②骨や関節と男性器に関する働き
③自主性・積極性
④計画・プラン・責任
⑤適切:勢い
 過剰:強い自己主張・頑固
⑥理を立てる心
⑦太鼓
⑧[はらだち]理屈を立て自分を立てる心、立て違い
⑨率先して動く事と一身に引き受ける事

"くもよみのみこと"

①循環する働き
②消化と排泄に関する働き
③柔軟性
④伝達
⑤適切:順序
 過剰:順逆
⑥節目を生かす心
⑦胡弓
⑧[かわい]自分かわいさから人を隔てる心、偏った愛情
⑨正しく物事の上げ下げや出し入れをする事

"かしこねのみこと"

①風の働き
②息の吹き分けと呼吸に関する働き
③社会性
④対話・ミーティング
⑤適切:コミュニケーション
 過剰:ハラスメント
⑥勇み勇ませる心
⑦笛
⑧[にくい]問題の事柄にでなく人に対して憎む心、人に不平不満を言う心、今現在のこだわり
⑨言うべき事を言い 聞くべき事を聞く、人に不平不満を言わない 言わせない事

"たいしょく天のみこと"

①切る働き
②出産の時親子の胎縁を切る事と息を引き取る事に関する働き
③自己同一性・主体性
④決断・判断・決定・区別・差別化・期限
⑤適切:決断
 過剰:切断
⑥思い切る心
⑦琴
⑧[よく]損得勘定にとらわれる欲深い心、際限の無い欲望
⑨常々は切り過ぎず旬に思い切る事

"をふとのべのみこと"

①引き出す働き
②出産の時親の胎内から子を引き出す事に関する働き
③互恵性・発展性
④相互扶助・育成・プロモーション
⑤適切:たすけ合い
 過剰:お節介・遠慮
⑥立て合う心・育て育つ心
⑦三味線
⑧[こうまん]人のお蔭を感じずに人を見下げる心、自分ばかり引き立てる心、驕り高ぶり・思い上がり
⑨人や物の値打ちを十分に引き出す事

"いざなぎのみこと"

男性のデザイン、苗代に宿す種の働き
③誠実性
④勤勉・アイデア
⑥純粋な心・純真
⑦小鼓
⑧[ついしょ]言葉と行動があっても心が伴わない事
⑨誠の心を添えた行い、正直

"いざなみのみこと"

女性のデザイン、種を育てる苗代の働き
③誠実性
④勤勉・素材
⑥純粋な心・純真
⑦小鼓
⑧[うそ]言葉と心があっても行動が伴わない事
⑨実際に身に行う事、働き

図解「十全の守護」

ここまでの内容から⑧と⑨の項目を除いてまとめたものが下図です。

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withシーソー理論

この図で表す関係を、

でお伝えしたシーソー理論を使い、どこが作用点かを見ていくと、具体的なアプローチの目安になるように思います。

僕は自分や自分の周りの事柄から自分自身を振り返って考える際、
見つめ直す心の使い方
意識するポジティブな心の使い方と具体的行い
の目安として活用しています。あくまで実験的なものですが、事柄に対して漠然となりにくいのは有効的だと感じているので、これまでの投稿を通して紹介させていただきました。

鳴物の可能性

前回少しお伝えした、鳴物をこの配置に当てはめる事の活用について例を挙げてみます。

仮に「骨折」に対して考える場合、まず
1.骨折=突っ張りの働きの欠如(作用点が下がった)
2.現在"はらだち"を使いやすい状態
3.原因:繋ぎの働きが過剰(力点が上がったため)
4.要因の一つとして"うらみ"
という構図になります。そして、
5.繋ぎの働きを過剰→適切にするため、
【働きから】
・協調性、保守性、継続、慎み、執着、引っ込み思案
【"ほこり"から】
・自分を省みずに人を恨む、人の裏側を見る心、過去へのこだわり
キーワードに振り返り、
6.何事も受ける事と喜びに変えていく事
がとるべき具体的な行動
というように考えられると思います。

そこに鳴物の要素を考慮していくと、
低い心ですり鉦をつとめる
すり鉦によって低い心を作っていく
といった活用ができるように思います。
例えば、
・悩み事に対して鳴物の練習をしてみる
・おつとめ においてその心をもって鳴物をつとめる
・おつとめ の鳴物を通してその心を作る
・祭典の役割から自分を見つめ直す
・つとめる人の状況によって祭典の役割を決める
といった可能性にも繋がるのではないかと思います。
そんな風に悩み事や喜び事とおつとめが直結し、それぞれが適う心一手一つに おつとめ をつとめる様子は神さまに喜んでいただけるのではないかと思います。
なので正否は定かではありませんが実験的に配置をしてみました。

最後に

この教えはいわば圧縮ファイルのようなもので、展開すれば無限の可能性を秘めているようにも感じます。(もちろん全く的外れにもなり得ます)
これまで個人的な解釈で自由に考察をしてきましたが、「十全の守護」を考える上で留意点として挙げたように、あくまでも親神様が根本であるという事は忘れていはいけないと思っています。
・何か考える事柄があった時は、難しく考えて答えが出ずに悶々とする前に、貸し借りの関係と同じでまずは借りているものに対するお詫びを伝える
・成ってきた原因はあくまでも陽気(喜ぶ+喜んでもらう)になるためのもの、陽気であるためのものという認識を強く覚えておく
という事も大切だと思います。
目安として具体的に考えるのも大切ですが、まずは親神様の大目的に立ち返る事が一番の手立てだと感じます。

粗雑な内容でしたが、「十全の守護」についてはひとまずここまでです。
お付き合いいただきありがとうございました。

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