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【振り返り】あの頃の「ニガテ」が今では…
みなさん、こんにちは。福谷です。
第4クールが終わりました。
クール初日の15日には、昨年12月6日の試合(プエルトリコのウィンターリーグ)以来となる実戦登板を無事終えました。
2月の登板は「まず投げられること」が最優先です。
もちろんアピールのために結果が欲しいところですが、それよりも「ケガなく投げること」と「試合で投げることに身体を慣れさせること」が大切だからです。
僕たちファイターズはもちろん、12球団で実戦が毎日のように行われています。
その映像やニュースを見る機会が増えるためか、僕自身は1試合しか投げていないのにも関わらず、脳疲労や精神的疲労を感じていますね。
脳疲労や精神的疲労は、ただオフをゆっくり過ごすだけでは回復できない疲れだと思うので、明日のオフは過ごしかたをちょっとアレンジしようかなと思っています。
さて、前回の記事のなかで「具体的でシンプルな説明するトレーニングをしています」みたいなことを書きました。
実は僕のnoteを読んでくださっているのはプロ野球ファンの方だけではありません。
読者のなかには、文字を書いて発信をすることを仕事にされている、いわゆる「プロ」の方もいるそうです。
今日の練習後に取材していただいた道新スポーツの記者の方もそうでした。
その方は僕のnoteをご覧になっていて、「本当にわかりやすく書かれていますよね」みたいに評して頂きました。
書くプロに「わかりやすい」と褒められるのはとても恐縮ですが、ちょっぴり光栄です。
そして、その記者の方が「私はわかりやすく書くのがニガテで…」みたいに仰っていたのが印象的でした。
今となっては、(ごくごく稀にですが)書くプロの方に「わかりやすい」と言っていただくnoteを書いていますが、昔は「国語」という教科にニガテ意識をもっていました。
中学生のころ通っていた塾の先生に国語の点数でひどく叱られたことに始まり、高校のころは現代文や古文が全然わからなくて大変でした。(野球部の監督が国語の先生だから余計に大変ですよね笑)
字ばっかりの本を読んでもよくわからないし、つまらないと思っていたので、手にとる冊子はマンガばかりでした。
そんな自分が社会に出てから、悩んだことをきっかけに本の魅力にハマって、趣味は読書と言うまでになり、「自分の文章で誰かに何かを伝えること」をこれだけ継続できるようになるなんて…
僕は若手だった頃、メディアに取材されて、それが報道されるまでの過程にギモンを抱いてから「自分の声で自分の気持ちを発信できるようになりたい」と思うようになりました。
そこから「伝えかた」関係の本をたくさん読んだり、わかりやすく発信される人がどのような表現をされるのかを観察するようになって、言葉のもつパワーや儚さに気付くことができました。
言葉を使うことが昔よりも好きになったと思います。
なので、きっと今「ニガテ」と思っていることも、1年後には「ちょっぴり得意かも」くらいになる可能性はめちゃくちゃあります。
「得意」も「ニガテ」も、誰かと比べることで「このくらいかなー」と判断する思い込みに過ぎないですからね。
ちなみにですが、僕がnoteを書くときに気をつけてるポイントは次のとおりです。
漢字、ひらがな、カタカナ、数字のバランス
語尾が単調にならないこと
指示語(それ、これ)をなるべく使わないこと
読点(、)を多めに入れてあげること
パッと思い付くのはこれくらいですかね。
「どのように説明するか」もかなり意識しますが、この4つのポイントは誰でもカンタンにできることなので、機会があれば試していただければと思います。
来クールからはオープン戦がはじまってきますね。
「まだペナントレースじゃないから試せることを試したい」という気持ちと「アピールしないとペナントレースどころじゃない」という気持ちが混じる、むずかしい時期ではあります。
そういう時期だからこそ、「楽しむ(愉しむ)」という気持ちを大切に、日々過ごせたらなと思っています。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。