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#272ことばを使えば使うほど伝えたいことが薄まる問題について考えてみた
同じ内容の講演やセミナーを繰り返すと、
慣れてうまく話せるどころか、気持ちが入らずうまく話せない
といったことありませんか?
講演やセミナーでなくとも
例えば仕事で、何かを教えるときに重要な部分は何度も繰り返し伝えると思うんですが
言えば言うほどことばが薄まるというか...
そんな感覚に陥ることありませんか??
この、ことばを使えば使うほど薄まる問題どうしてだろう?と考えました。
言い慣れてしまうと、考えなくなる
ということがあるんじゃないかなって思います。
考えないでものを喋ると、気持ちがないから伝わった感がないのかなあと。
これ何も話すときのことだけじゃなく、
ものを書いているときもそうで。
最近、内容の薄いビジネス書がたくさんあるじゃないですか。(ちょっとひどい)
タイトルがキャッチーだけど、中身は大して前作と言ってることが変わらない、みたいな。
あるいは、伝えたいことはシンプルなひとつのことなのに、本の体裁を保つために100ページ超になってる、みたいな。
これって、本を気軽に出せるようになった
ことが一つの要因でもあると思うんですよね。
つまり、作者が初めから終わりまで深く考えてことばにしなくても、
編集者がいるから、なんとか本になっちゃう
という感じでしょうか。
それはいいとして、、、
話し言葉にせよ、書き言葉にせよ、使えば使うほど薄まる問題。
ことばを大切に使わないから起きているのだと思います。
話し言葉なら
常にことばは磨き続ける必要があります。
さらに、話す対象によって微妙に言葉遣いを変える必要がある。
難しいことを小学生に話せるレベルまで引き上げること。
その抽象化を経て、本当に伝えたいことは何なのかを自分に問いかけること。
さらに、話し手に合わせてカスタマイズする
こうしたプロセスでことばを磨いていくことが必要なんじゃないでしょうか。
書き言葉について
伝えたいことがあったら、その発想の源となる原著にあたることが大切なのかなと思います。
昔の人は、今の人ほど忙しくない。
ことばを編み込む時間は豊富にあったはずです。
だから、良文がたくさんあります。
考えて考えて考え抜いて生み出されたことばを味わい尽くすこと
本の著者との対話を繰り返すこと
それによって書き言葉が磨かれていくのかなと思いました。
総じて。
何かを伝えたいときは、もっと考え抜いてことばを使おう!!!
....ちなみに、このnoteは何かを伝えるというよりは、半ばひとりごとに近い気持ちで綴っているので、ところどころ言葉遣いが荒いです。ご了承ください。笑
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