見出し画像

#344 【第32回職リハ学会記】ASKUL LOGIST社の障がい者雇用〜カギは地域連携〜➁

前回のnoteの続きです!

今日は、前回の記事で記載した報告を踏まえて自身が感じた所感を綴ろうと思います。


発表を聞いての所感

印象的だと思った点は3点です。

(1)事業会社として仕組み化された障がい者雇用をしていること

これだけの規模だと特例化してもおかしくないと思います。
会場からも、なぜ特例化しないのかと質問もありました。

それに対して、
・福岡県で認知がされているということ
・実際戦力として活躍しているから、分ける必要がないこと

と仰っていました。

当該社にとって社会的にもビジネス的にも意味のある雇用になっていると感じました。


(2)外部機関を有効活用していること

特別支援学校、ジョブコーチ、定着支援機関など、発表の中でたくさん出てきました。

事業会社の場合、専門人材を採用しづらいケースも多いです。
外部の専門機関を活用することで、定着のための支援の質の向上が期待できます。

うまく関係機関と連携していることも、うまく雇用が進んでいる要因なのだと感じました。


(3)障がい者雇用が業界の課題解決と結びついていること

物流業界、慢性的な人手不足とのこと。

その状況下において、
特別支援学校との連携で毎年安定的な雇用が実現できている。

さらに、戦力化が図られている

そうした意味で、まさに社会課題解決型のモデルになっているなと感じました。


ASKUL LOGIST社の取り組みは、
地域社会との連携を強化し、障がい者の雇用を促進するための重要なモデルとなるのではないでしょうか。


いいなと思ったら応援しよう!

一條仁@パラレルソーシャルワーカー
もしよかったら応援お願いします!大変励みになります!