「最高の休息法」を読んで 18 食事をしながら脳を休める
ムーブメント瞑想に似た方法として、食事瞑想もご紹介します。
食事という当たり前な行為をしているとき、私たちは「いまここ」を忘れがちです。そんなときに役立つのが食事瞑想。
なかでもよく使われるのがレーズンエクササイズ。1粒のレーズン(もちろんレーズンでなくても大丈夫。)を意識の錨として利用する方法。
まずレーズンをよく観察します。
はじめてレーズンを目にした子どものように、手のひらに乗せてじーっと見てみます。
・どんな色をしているのか
・どんな形をしているのか
・重さは感じるのか
・表面のしわ
・指で押したときの感触
・におい
・たたいた音
・唇にあてた感触
どんな些細なことでも構いません。とにかく細かいところまで注意を向けます。視覚、触覚、嗅覚、聴覚、全ての感覚を使うようにしましょう。(ちなみに本編ではベーグルを使用しています)
次にレーズンを口の中へ入れます。すぐには噛まないようにし、アメ玉のようになめてみましょう。
レーズンは今どの位置にいるのか。口の中に入れるとどんな感じがするのか。風味は?
最後にレーズンをゆっくり噛みます。
どんな味がするのか
唾液が出てきて、口の中がどう変化したか
飲み込んだ後、のどや食道を通っていく感じ
食事瞑想のいいところは集団で一緒にできるところです。
マインドフルネスは子どもの脳にも好ましい影響を与えますが、小さな子どもの場合呼吸に注意を向けさせるのは結構苦労します。
食べ物に注意を向ける食事瞑想であれば比較的やりやすいと思いますのでぜひ試してください。
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