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#4
processing~記憶の部屋~#3「四人」
「浅倉ちゃんすごいね!まさか一発で共通点見つけたね!私たち同期になるんだね!すごい!」
「桃山。そんな嬉しいそうに言うな。」
「別にいいじゃん!もしここ抜けたら私たち働くんだよ!入社前にもうお友達ってことじゃん!」
その瞬間まだ目を冷ましていなかった男性が目を開けた。
「う・・・う・・・・こ、ここは・・・。」
「おい!大丈夫か?わかるか?」
槙野が男性に近づいた。
「あ、はい・・・大
processing~記憶の部屋~#4「照合」
桃山は奥田に目が覚めてからの話、キーワード、失われた未来の話をした。
奥田は目を見開き今の現状と、自分の頭の中でさらに考えるように頭を抱えた。
「な、なんてことだ。皆さん僕の今から話すこと覚えてること全部話します。ただ混乱しないでください。僕もなぜそのような状態なのか、わかっておりません。もしかすると僕の話すことが、このモニターに映ってる写真の答えになるかもしれないので。」
奥田はモニターの