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入園・入学に向け準備したいこと

保護者の方とのお話の中で、年長さんは入学、未就園児さんは入園を意識したお話を聞くことが多くなってきました。皆さん、ランドセルをはじめ、文房具や指定品の購入や検討を始めているようです。すでに上にお子さんがいるご家庭ではこの先の流れが分かっているので、ある程度は落ち着いているようですが、子どもの性別が異なる場合や年が離れたお子さんの場合にはまた違った「緊張感」があるようです。子ども本人よりも、周囲の大人の方が「大丈夫かしら・・・」と気を揉んでしまう、これが「新入学」「新入園」の法則なのかもしれません。では、春に「入園」「入学」を控えたお子さんのために何をどう準備したら良いのでしょうか?

【入園・入学に向けた準備】

○学習面・・・当教室に通っているお子さんは「入園」「入学」に向けた学習準備をレッスンを通し行っていますので、その点では大きな心配はないと思います。学習はあまりに先取りして進めてしまうと、せっかく入学後に習う時に「楽しさ」が半減してしまいます。「お友達と先生と一緒に学ぶ」この楽しさにより、学習意欲が高まる効果もありますので、先取り先取りにならないよう気をつけましょう。ご家庭では私の記事の「お家でおけいこシリーズ」などをご参考に、まずは簡単なプリントを一日に数枚することから始めてみて下さい。その目的はあくまでも「学習習慣を身につける」「維持する」ものなので、難し過ぎる問題や多すぎる枚数の問題をする必要はありません。お子さんが興味を持てる内容であれば、迷路などでも構いません。「出来た達成感」が得られるような簡単なものを椅子に座ってしっかり取組む!これが大切です。

○椅子に座る時間を持とう・・・園でも先生に指示に従って椅子に座る時間があると思います。集団生活では着席の時間も多くなりますし、好き勝手に立ち歩いては危険なこともあります。学習時やおやつを食べる時などに「きちんと座る」ことを教えましょう。私は生徒さんに「席を立ちたい時には言ってね」と伝えています。喉が渇いた、お手洗いに行きたい、気になることがある・・・子どもにも席を離れたい事情はあると思うので、ちゃんと断りを入れ、許可を得てから席を立つように教えています。もちろん、幼いお子さんですから、席を立ってしまってから「あっ!」(しまった、忘れてた)ということは起きますが、大切なことは「勝手に席を立たない」というお約束を意識していくことです。

○困った時には手を挙げる・・・これも席を立つ時の許可と同じ話になりますが、授業中や先生のお話の途中、どうしても伝えたいこと、気になることがある際には「はい」と挙手するように伝えています。ご家庭や当教室のような個別指導の場合はお子さんが「はい」という前に、表情や様子から「どうしたの?」「何かあったかな?」と声掛けすることも出来ます。しかし、30人を超えるクラスの中では、先生も一人ずつの表情や様子まで瞬時に判断することは出来ません。だからと言って、我慢するばかりでは想いが伝わらないので「自分の気持ちを伝える手段」を持ってほしいと考えています。

○交通ルールや防犯面の確認・・・これも園や学校でも指導があると思いますが、ご家庭でも通学路の確認や防犯の話を必ずして下さい。教室では「いかのおすし」(皆さんご存知ですか?)の学習をレッスンに組み入れ、防犯のお話を親子で聞き、考える機会を設けています。

○早寝・早起き・朝ごはん・・・これも園や学校でもお話があると思いますが、通園、通学にはものすごいエネルギーが必要です。毎日、元気に通園、通学するためにはやはり、規則正しい生活が不可欠です。大人でも生活が乱れるとイライラしたり、体調が優れなくなりますよね。特に「睡眠」は脳の発達が著しいこの時期にはとても大切なので、保護者の方がしっかり管理をして下さい。睡眠がしっかりとれているお子さんは元気に学び、遊ぶことが出来、とても効率が良いです。「寝る子は育つ」と言いますが、「寝る子は脳もしっかり育ちます」日中お勉強したことがしっかり記憶されるのは睡眠中です。くれぐれも「寝不足」で登園、登校することのないようにして下さい。

○生活習慣の準備・・・返事や挨拶が出来る、片付けが出来る、着替えが出来るなど、集団生活の中で必要なスキルを少しずつ身につけるよう促してほしいと思います。もちろん、これから入園、入学するのですから、全てが完璧に出来ている必要はありません。ただ、返事や挨拶、「ありがとう」「ごめんなさい」など周囲とコミュニケーションを取る上で大切なことはしっかり覚え、日々の生活の中で、ご家庭で実行していきましょう。

○心の準備・・・これが準備の中で一番大切なことです。保護者の方、お子さん、それぞれ不安な気持ち、期待する気持ち、色んな想いがあると思いますが、入園・入学は一つの節目です。成長の証を大いに喜び、【前向きな心】で迎えることが出来るよう心を元気にしておきましょう。

「入園や入学にあたり、何かさせた方がいいでしょうか?」と聞かれた際には、上記の他にあえて挙げるのであれば、○お手伝いと○絵本の読み聞かせです。この2つは普段の生活の中で是非、取り入れてほしい「家庭で出来る幼児教育」なので、大変おすすめです。好きな絵本を沢山読んで、ゆったりとした気持ちで入園、入学の日を待ちましょう。

【言い過ぎ禁物!!もうすぐ・・・】これはもうすぐ弟、妹が生まれる上のお子さんに言う「もうすぐお兄ちゃんなんだから・・・」「もうすぐお姉ちゃんなんだから・・・」という投げかけにも似て居ますが、「もうすぐ、幼稚園に入るのだから・・・」「もうすぐ1年生なのだから・・・」このワードはほどほどに使い、くれぐれも多用しないよう気をつけましょう。入園や入学へのモチベーションアップ、自覚を持たせるために使うこの言葉が時に子ども達を追い詰めてしまいます。特に繊細なお子さんだと、「幼稚園、嫌!」「小学校、怖いな」などと、不安を煽ってしまう恐れもあります。近所の方や親戚の方からも「もうすぐ入園ね!」「春から小学生ね!」などと放っておいても「入園」「入学」ワードはお子さんの耳に入ってきますので、保護者の方はあまりプレッシャーを掛け過ぎないよう注意して下さい。

夏が終わり、秋に入ると、幼稚園の説明会や就学前検診などの話題が多くなります。先ほども申し上げましたが一番大切なことは、これまでと生活環境が大きく変化する入園、入学に向け、親子共に元気でいることです。過度な学習準備は必要ありません。それよりも、日々の生活習慣やしつけ、マナーの見直しをして下さい。そして、春の入園、入学に向け、毎日を笑顔で楽しく過ごしましょう。

~入園、入学準備はことのは幼児教室で~来春の入園、入学に向けたレッスンを実地中です。一緒に楽しく入園、入学に向けたおけいこをして、やる気・自信に繋げましょう。興味がある方は是非、一度、体験レッスンにいらして下さい。お問合せ、お待ちしております☆



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