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製造ラインを進化させるインテリジェントタグシステム-RFIDの活用による未来の工場

製造ラインという言葉を聞くと、多くの機械が整然と並び、物が次々と流れていくイメージを思い浮かべるかもしれません。実際の製造ラインは、わたしたちの目に見える部分だけでなく、その裏側で多くの技術が支えています。今回はその中でもインテリジェントタグシステムについて少しお話ししたいと思います◎


インテリジェントタグシステムって何?

インテリジェントタグシステムとは、製品に小さなタグを付け、どこにあるか、何をしたなどの情報を管理する仕組みです。このタグに使われているのがRFIDという技術です。RFIDは無線で情報を読み取る技術で、例えばレジで商品をスキャンせずに一度に読み取るシステムは、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
工場では、RFIDタグを製品や加工機、部材を運ぶ搬送機などに付け、製造ライン上を流れる製品がどこにあるのか、どの工程が終わったのかを自動的に追跡します。この仕組みにより、ミスを防ぎ、効率的に製品が作られるようになるのです。

インテリジェントタグで何が変わるの?

1.スピードアップ

インテリジェントタグのおかげで、製造ラインはストップすることなく作業を続けられます。次に必要な情報が自動で送信されるため、人手をかけずにスムーズに製造ラインを流すことができます。

2.正確な品質管理

もし不良品や間違った組み立てが発生した場合、その瞬間にエラーを検知し、すぐに対応することができます。これにより製品の品質も安定し、高品質なものを提供することにつなげることが可能となります。

3.コスト削減

自動化されることで、手作業で行う確認や記録の必要がなくなり、人件費やミスによる損失も削減されることが期待できます。

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NITTOKU株式会社は1972年に設立された、埼玉県さいたま市大宮区に本社を構える、車やタブレットに使用される部品の自動生産設備メーカー(ラインビルダー)です。経済産業省が選定するグローバルニッチトップ100に2期連続選出されており、世界13か国に製造工場や営業・サービス拠点を持つ、グローバルな企業です。基幹事業である巻線機事業においては、eXV用の主機・補機モーターや、スマホに搭載される極小部品(インダクター)用の巻線システムを手掛けており、昨今では「巻く」技術を応用し、二次電池や高機能フィルムを巻くR2R(ウェブハンドリング装置)やメディカル用のカテーテル製造装置等、幅広く事業領域を拡大しています。

製造業を支える見えない技術

製造ラインの機械や部品がどのように管理されているかは、普段目にすることが少ないため想像しにくい部分もありますが、インテリジェントタグシステムのような技術が見えないところで支えているおかげで、わたしたちの生活に関わる製品が日々効率よく作られているんですね!このようなシステムが、より多くの工場で導入されることで製品の生産スピードが向上し、品質も安定していくと言えると思います。


福西電機は、こういった製造工場で利用される装置メーカーが最適なRFIDシステムを選定できるようサポートし、その技術を実際の製品に組み込んでもらうことにあります。単に製品を選ぶだけでなく、最適な技術をご提案し、工場で利用される装置がより活躍できるようサポートし、製造工場における課題解決のお手伝いを行っています!


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