「素敵なことはシェアしたい!!」けど…
こんにちは、フクコトバのRYOです!
その昔、ある人に「食べることの素敵さ」を必死に伝えたことがあります。
私は、小さい頃はあまりのラーメン好きに、家族からは「めんきち」と言われていたほどの食いしん坊でした。
大人になってからも、それは変わらず、おいしい食事をしているときが一番の幸せです。
世の中には、色んな人がいて、
「食べることが好き」な人もいれば、
「食べることには無頓着」な人もいます。
もちろん、何が良い悪いの話ではありません。
私が「食べつことの素敵さ」を必死に伝えた人は、
「食べることには無頓着」な人でした。
何が食べたいという希望は特になく、
いつも、あるものを食べるという感じでした。
しかし、体が弱く、すぐに体調を崩しやすい人でもありました。
要因はわかりませんが、元々体が丈夫ではなく、ストレスも溜めやすいタイプだっとと思います。
そんなその人に私は、「美味しいものを食べに行こう!」と、
色々お店を調べては、色んなおいしい食事を食べにいきました。
最初は、「ん〜、美味しいのかどうかわからない。。。」と言っていました。
なぜならその人は、今までの人生で、食事を「美味しいか、美味しくないか」と考えて食べてきておらず、
生きるために「仕方なく(どちらかというと義務感で)」食べていました。
なので、比較対象がなく、「これが美味しいのか、美味しくないのか」がわからなかったようです。
そんな、その人も私が色んなお店に連れ回したことで、
「美味しい!」がわかるようになり、
ついには、「これが食べたい!」「これを食べにいきたい!」と、リクエストをして来てくれるようになりました。
私はとても嬉しかったです。
その人の美味しい食事を食べたときに、
「これ、めっちゃ美味しい!!」と言ってくれた笑顔は忘れません。
さて、「素敵なことはシェアしたい!」と思う人は多いのではないでしょうか。
私のように「食事」でも、自分の「趣味」でも、好きな「映画」でも、、、
しかし、その時に気をつけないといけないなと思うことがあります。
それは、「独りよがりにならないこと」です。
とっても、当たり前のことなのですが、実は難しかったりします。
自分が「素敵だ!!」と感動したものは、その熱量のままシェアしてしまいがちです。
相手の状況や状態を考える前に、感情で動いてしまいがちです。
「自分はこんなに感動したのだから、相手もそう思うだろう!」
と思ってしまうのですが、それは自分だけが思っていることです。
ちょっとドライなのですが、それは認識しなきゃいけないなと思います。
もしも、私があの「食事を義務としか思っていない」人に、
自分の感動をそのまま、「これめっちゃ美味しいから、絶対食べた方がいいよ!」と言っていたら、
もしかすると、その人は「食べることがトラウマ」になっていたかもしれません。
私も多分、嫌われていたでしょう。(笑)
プライベートの人間関係で考えると、わかりやすいのですが、
私たちは、ビジネスの場面やSNSのシェアなどでは、
同じように、自分の「エゴ」だけでシェアしてしまうことがあります。
自分が「こんなにイイと思ったのだから、周囲の人もそう思うに違いない!!」と思ってしまいます。
シェアは、悪いことでは、全然ありません。
でも、「感情」と「シェア」の間に、
少しでも「相手目線」を挟み込むことができればなと思います。
自分自身へ言い聞かせるように、今日は書かせて頂きました。