私とsuzuki takayukiさん
はじめまして。こんにちは。えいヒレです。心理の仕事に携わっています。
ケーキを頬張りながら、この記事を書かせてもらっています。
このフクコトバの中では、一番服を愛していると言っても過言ではないと自負している私が、今回は好きなブランドについて話していきたいと思います。
そもそもの話ですが、私はブランドという言葉が非常に苦手です。デザイナーさんの名前で服を作り出している組織に対して、ブランドという言葉でくくりたくないからです。なんとももどかしい気持ちになります。
その話はさておき、私はデザイナーズブランドと呼ばれる服を好んで着ています。インポートもドメスティックも“良い”と思ったものは大体買って着るようにしています。
高校のころにYohji Yamamotoを見て衝撃を受け、服の世界にどっぷりと入り込んでしまい、もう抜け出せなくなっています。
Yohjiを変える資産力もない高校生でしたので、似ている服装を探し、色々と模索しながらでしたが、Yohjiの雰囲気に近づけるような服を買っていました。
大学生になり、当時お付き合いしていた人から「あなたは黒が似合わない」と言われ、そこでYohjiを崇拝する気持ちがさっぱりなくなってしまいました。
その後、私はアルチザン系と呼ばれるブランド等に興味を持ちます。Incarnation、Paul Harnden、A1923、GUIDI等々。
1900年代前半の雰囲気に憧れ、色々なお店を見て回ったり、ネットで調べたりしていました。ただ、まあどれも高いこと高いこと。アルバイトに人生をささげられるほどの勇気もなかったので、全く買えることもなく、ただただ見ているだけでした。(当時は古着は絶対に嫌という確固たる思いがあったので、ヴィンテージには手を出していませんでした。)
そんな中であるお店と奇跡的な出会いを果たします。
インターネットで調べていると、何とも素敵な帽子があるではないですか、そのお店のホームぺージを覗いてみました。
あっという間に、私はそのお店の雰囲気に魅了され、一日中そのお店のオーナーさんのブログや商品のページをのめり込むように見ていました。
そこで最も魅了された服が、suzuki takayukiさんでした。
アイデアは100年前の西洋ワークウエアから得ているとのことで、私の着たいと思えるような服にぴったりのイメージで、「ドンピシャだ!」と思ったことを今でもよく覚えています。
私はすぐにでも試着にし行きたい、オーナーさんにお会いしてみたいとの思いで、その週末にお店に訪れていました。
突然愛知に行くと決めるなんて、自分の行動力を褒めたくなっちゃいます。(当時京都に住んでいました。まあ近いと言えば近いのですが・・・)
初めてお店に足を踏み入れた時、「うわあ、ネットで見てたところだ」とまるで芸能人にでもあったかのような感覚に陥っていました。
オーナーさんにお会いした時も、ブログなどの文面から溢れ出る優しさと丁寧さがあったのですが、実物は全然違うかもしれないと構えていたのですが、実物もそのまんまで、丁寧で優しい御方でした。
こじんまりとしたスペースなのですが、気持ちはディズニーランドやUSJ等のテーマパークに来たような、夢のような空間が広がっていました。流木のラックにかかっている服はどれもが美しく見えていました。
その中でも、お目当てのsuzuki takayukiさんの服は別格で、「わ!これだ!!」とすぐに分かり、興奮を隠しきれませんでした。
オーナーさんが「一度着てみませんか?」とお声がけして下さり、緊張しながら、シャツとTシャツを着させていただくことにしました。
シャツはロングシャツだったのですが、麻の生地感がとてつもなく心地よく、何も着ていないかのような軽い着心地で、優しさに包まれているような、そんな気分にしてくれました。細かい所をよく見ていくと、貝ボタンを使っており、一番上のボタンだけ、形の違うボタンがついてありました。<一番上だけ違うボタンですね>「一番上までボタンをかけても、首が苦しくならないようにとの思いで、違うボタンにしているみたいです」とのことでした。これを聞いて、suzukiさんは、着る人のことを一番に考えているんだなと感動してしまいました。
Tシャツの方も、それはそれは大変肌触りが良く、心地よさの極りを感じるほどでした。立体感を出すために、後ろにダーツが入っており、着た時のシルエットも綺麗で、造りの細かさを感じていました。
もちろん、二つともお買い上げしました。
雰囲気だけでもかなり魅了されていたにも関わらず、実際に着てみるともっともっと魅了されてしまっていました。
私自身、何事にも形から入るタイプなので、見た目はかなり気にしています。単純にかっこいいから、美しいから、という基準で服を選ぶことはとても良いことだと思っています。
ただ、私は、どんな背景があって、どんな思いで服を作っているのかというデザイナーさんの想いなども服を選ぶ基準にしてもいいのではないかという思いがあります。
見ることでも、着ることでも分からない、デザイナーさんの想いってなんだか素敵じゃないですか?私たちが当たり前に着ている服は、そんなデザイナーさん達の思いが詰まっているものだと思います。私たちはやっぱり誰かに支えられて生きているんだろうなと思います。
それを伝えることができるオーナーさんも、本当に服が好きだと思いますし、人のことをとても大切にされていることが伝わってきます。
まとまりがなく、稚拙な文章になってしまいました・・・。興奮しながら書いていたので、あとから見直すとひどいんだろうなあと思います。
とりあえず、今日はここまでにしたいと思います。
今後も更新頻度は低いですが、服のことについて書いていきたいなと思います。
ありがとうございました。