事前説明セミナーでのご質問への回答

11月24日(火)16:00-17:00に実施した「サスティナビリティ×共創 テキスタイル開発研究会」事前説明セミナーで頂いたご質問に対する回答を開示します。


質疑応答

Q:今回ファシリテーターを行うculture craft companyが提供できるネットワークはどのような方々なのでしょうか?
→新製品開発のために必要な人材の確保と提供のために、繊維系の企業、商社、メディア、ものづくりのメーカー、サステナビリティについての理解を深める専門家の方など、今回の研究会運営のために必要な活動をされている方々を巻き込みながら行っていきたく、その準備を進めています。
今回、様々な情報が行き交うことが予想されます。
皆さんと密にコミュニケーションを取りながら、理解度を都度確認して進めていきたいと思っています。
culture craft companyの案件ベースでの実績は?
→40弱ほどの新規事業開発、製品開発、ワークショップやファシリテーション、リサーチ、コンサルティング等の活動実績があります。
https://culturecraftcompany.com
アドバイザリーボードの候補者は?
・研究開発型のベンチャー企業
・廃棄素材を資源に変換してプロダクトを開発する企業
・素材開発から繊維に変える技術を持つ企業
・ファッションPRに強みを持つ企業
・インキュベーションの専門家など、他にも様々な専門家にお話をしているところです。
culture craft companyの沿革は?
→バックグラウンドは建築のメンバーが多い組織です。大量生産のものづくりが時代的にも飽和を迎えつつある中で、生活者に選ばれるのはものから価値へカルチャー(文化)そのものをつくることが今後非常に重要な時代になってくると考え、この組織を作りました。難易度が高く、前例のないような案件が多いため、私たちは常に学習する立場を取ります。計画学や情報学、リサーチの方法論を掛け合わせ、複雑で難しい仕様や価値設計の転換を行い、文脈を深く掘ることでの価値発見を繰り返し、日々プロジェクトに向き合っています。
Q:culture craft companyの規模は?
→拠点は東京で、7−10人で活動しています。(副業、インターンを含む)
福井市に注目した理由は?
→福井市の主催するプロポーザルで提案が選定されました。 https://www.city.fukui.lg.jp/sigoto/syoukou/tsinkou/p022396.html
今回ご一緒させていただく研究会は内容が複雑になる可能性が高く、可能性を模索するような形で進めていければと思っています。
研究会に対するモチベーションとして、行政や自治体の公共調達の資金を使いながら、地域の産業へと還元していく活動にちゃんと貢献していきたいと思っていました。
公共発や官民連携による企画から民間企業や大学・金融機関・行政機関など様々な団体が協力することで、今までになかった新しい価値を創造できる、そこに可能性を感じています。
産官学金の4者連携による共創イノベーション型のものづくり体制の構築が今回の研究会では可能であると思っています。日本国内でも前例の少ないこの取り組みに可能性を強く感じています。
研究会に参画してもらえる方々と伴走しながら、未来の福井の繊維産業に寄与できる活動を行いたいと思っています。福井の繊維産業に寄与できる活動を行いたいと思っています。
特定の企業が資料に含まれていた理由は?
→トレンドや外部環境のリサーチを行う中で、取り組んでいることが面白く、この1ヶ月ほど調査した中での1つの事例として紹介しました。
実際に本日ご紹介した資料の中にアドバイザリーボードとして参画していただく想定の企業がいくつもあります。
今回の研究会を通じて、積極的に外部との交流を行いたく、巻き込みの設計を行っていきます。
研究会へ参加する予算は?
→研究会への参画企業に資金の提供はお願いしておりません。無料で行います。福井市が公開している金額350万円(税込)で委託業務を受けているため、必要経費は委託者である私たちculture craft companyが負います。
ビジネスが起きそうになった時に知的財産に対する扱いは?
この場で起きたビジネスに関して当事者同士で勝手に進めていいのでしょうか?

→皆様の中でやりやすい形で、長期的な目線でものづくりが行える座組みづくりを考えています。
独自に試してもらっても問題はないと思います。研究会自体で知財を保有しない方向で考えています。この研究会は自治体からの予算から費用が出されており、皆さんの企業、福井の繊維産業の発展に寄与することを目的としています。
ただ、今後この活動は地方銀行や、行政との連携を強める方向で計画をしており、福井全体の繊維産業に関わるブランディングやメディアへの広報PRなど、研究会やculture craft companyを使ってもらった方が皆さんに旨味があると思っていただけるよう努力します。
ビジネスの現場では様々な意思決定が皆様の頭の中でめぐりながら、その都度判断されることだと思います。
研究会の中でやった方がいいのか、独自でやってもらった方がいいか、地場の産業ネットワークの中で仕事をされていく以上、研究会と相談しながら進めていけると私は嬉しいです。
様々な方々が絡む活動になるので、この活動を通して福井の繊維産業ブランドを強化できればと思っており、皆さまのご意見・ご要望には柔軟に対応していきたいと思います。
繊維商社に勤めているものです。日本国内ではサスティナブルなファッションの購入意識がまだまだ低く、リサイクル素材だったり、バイオ素材であったり多くの開発がされていますが、思惑通り売れているとは思いません。市場開拓が必要だと思いますが、その点どのようにお考えですか?
→おっしゃる通りだと思います。市場開拓自体も今回の研究会のテーマに紐づけていきたいと考えています。生活者・消費者が本当に必要としているものは何なのか?、私たちがいるからこそ人にちゃんと向き合い、その真髄に迫るような、引力のある製品開発と市場開拓を数年かけて進めたいと思っています。
福井自体、様々なところで他県にはないクリエイティブな活動が行われています。それらと連携を図りながら、福井の繊維産地としてのブランディング、クリエイティブな活動との連携を目指し、産地と理念に紐づく商品価値の向上と、応援して買って頂けるようなブランド構築を目指します。
購買行動がECに変わりつつある今、製品を買ってから確認する消費者行動が増えてきています。主体である川中産業から、川下側の生活者・消費者に近くのマーケットに越境やスライドしていく流れは一つの可能性があるように思っています。
元々、川中側の企業が今回の研究会を通じて、企画、生産した商品をECサイトで直接消費者に販売するビジネスモデルの流れ(D2C)など、世の中で起きている変化を分析し、製品・価格・流通・プロモーションの戦略を練り、研究会の連携体に展開可能なビジネスモデルとマーケットへのポジショニング戦略や、参画者・生活者インタビュー、ワークショップを繰り返して、一緒に模索していきましょう。
参画企業の集まり方の現状は?
参加するかどうか上層部に相談する場合の細かい情報はわかるか?

→後日noteで、セミナー内容自体を11月26日(木)午後に公表いたします。
人企業の参加人数の制限は?
1企業、2〜3名を想定してください。なるべく部署が違った方が、様々な立場でのご意見を研究会で生かしていきたいと思っています。
マーケティング、リサーチが苦手です。大企業のようなリサーチが行うのが難しく、今回どの程度まで市場リサーチを教えてもらえますか?
→研究会に参画いただく企業の性質に合わせて、マーケティング、リサーチを行っていきます。私たちのリサーチレポートは研究会の皆さまには全て共有します。一部このnoteにて発信もしていきます。
ご質問をお聞きしているところ、製品のマーケットや、市場調査を行う際のマーケットサイズ、機会領域、大企業が参入していないような空白のマーケットに参入できるようなものをリサーチしていきましょう。このように参画される皆さまに有益となるようなリサーチを行う計画をしています。
リソース(資源)の利用価値も調べて、教えてもらえますか
→仕事場や工場、機会としてあり得るのか、できる限りのリサーチを行い、目指すべき方向性を皆さんと考えていきたいと思っています。
今回の研究会にご参加いただく企業は約20事業者を限度としていますが、全ての方々にインタビューや資料の提供を頂き、ちゃんと話を聞き、模索しながら進めていきたいと思っています。
セミナー資料の共有をしてもらえますか?
→共有します。
すでに決まっているアドバイザリーボードの方はいますか
→日程が決まった方々からnoteで公表します。
アドバイザリーボードの具体的な情報を教えてください
→商社の繊維部門の方々、繊維の開発研究所の方々、炭素繊維を用いた製品開発の方々、繊維系のメディアの方々、ファッションメディア、サステナブルな素材開発を行う方々、前向きな回答が18団体ほどから頂いており、こちら事務局で進めています。
今後、技術力・研究設備のない個人が、今回の活動に参加しても良いのでしょうか?
また、この事前説明セミナー、研究会における個人の参加割合を教えていただけますか?
→研究会活動への参加は大歓迎です。
セミナーについては、学生の方はじめ個人の方は、3名のご参加がありました。(全体では37名の参加
研究会について、現在(11月26日)申し込みを頂いているのは企業様だけですが、個人の申し込みについても歓迎しています!
いっしょに可能性を探っていければと思います。

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