いやさかプロジェクト 和楽奏伝
こんにちは、安井郁子です。
記事を読んでくださる方、応援してくださる方、いつもありがとうございます。
和の音楽を再構成した「和楽奏伝」
日ごろ、日本の伝統的食文化、日本酒を中心に発信しておりますが、今回は同じ日本文化でも、和の音楽をクロスオーバーさせた舞台「和楽奏伝」に関してのレポートになります。
「和楽奏伝」の公演は、今年リニューアルオープンした「浅草公会堂」にて開催されました。
水際対策の緩和で、活気を取り戻してきた浅草。コロナ前に比べるとまだまだ日本の方が多いものの、街は賑わいをみせ、訪日観光客の姿もちらほら見えます。
浅草の地から発信
舞台の主催は 、国立能楽堂や歌舞伎座、神社・仏閣などに楽器を提供している宮内庁御用達の 「宮本卯之助商店」さんです。
神輿・山車などの祭礼具の製造販売、また一般的な和太鼓だけでなく、能・歌舞伎・雅楽用まで幅広く和楽器製造をされている老舗企業さんです。
今年は、創業百六十周年とのことで、特別な記念公演として、本店の所在地でもある、”浅草の地”から発信されました。(昨年は、渋谷Bunkamuraオーチャードホールにて上演)
心を揺さぶられる和の音色
異なる音楽を組み合わせ、他に類を見ない舞台「和楽奏伝」。
和太鼓は、人間が持つ生命力や潜在的な本能などを目覚めさせてくれるような 、体を突き抜け魂がゆさぶられる音。
箏の品格のある音色
篳篥(ひちりき)の雅(みやび)な音
津軽三味線の訴えてくる重厚な音色
奄美民謡の、のびやかな高音…
それらが混ざり合う独創的な和の音色のコラボレーションで、”日本の心” を感じ入りました。
一つ一つの音は馴染みのあるように思えていても、コラボした演奏はまた 広がりが違い、新しい異次元の世界です。
日本を訪れる外国の方々にみていただいたら、西洋楽器とは異なる多彩な和の音に、なおさら感動することと思います!!
実際に今や、日本文化の象徴である和楽器は、世界に向けても発信され、非常に人気になっており、表現の場もグローバルになっているそうです。
気兼ねのない日常へ、インバウンドが戻るなかで、”日本” を全身で感じられるこのような舞台をぜひ多くの方にご覧いただきたいです💕
「変えるべきを変え、変えてはならないものを守る」
伝統を守る産業としては、日本の国酒である ”日本酒” 業界も同じこと。
新しい提供のしかた、新しい年代層、外国の方への販路開拓も課題となっています。どんなコラボレーションができるのか…
自分の守りたい ”日本酒文化” に置き換えても、改めて考えさせていただく機会となりました。
創業160周年おめでとうございます。
素晴らしい舞台を拝見させていただき、ありがとうございました。
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