ナウシカの王蟲に対する敬意みたいなもの 映画『デューン 砂の惑星PART2』
僕は砂虫推しなんですよね。
とにかく砂虫に出てきて欲しかった。
正直、プラスチックで作られたゴンゴンゴンって打ち付ける機械で砂虫を呼び寄せる行為も
砂虫に対して失礼な気がしたし
そりゃ砂虫ボードに俺も乗りたいけど
あんな大きな砂虫(東京駅くらいあるでしょ)をそれこそ砂粒くらいの人間が思い通りに操縦できるってことにも
天動説を信じてた人間の驕りも感じた。
絶望的にデカい、絶望的に強い存在としての砂虫であって欲しかったのに、
ドラえもんの道具か
もしくは電動キックボードくらいの存在になっていて、、あ〜ぁって感じ。。
3割くらいの確率で
乗り終えたあと砂虫に喰われちゃう危険性があるならまだしも、、
どこでも乗り捨て可能な電動キックボードだったよね。。
超便利乗り物。。
ナウシカで言うところの王蟲に対する敬意みたいなものが感じられないんよね。。
当然虫より人間の方が上みたいな思想が、、全然好きじゃない。
**
アクションも前作よりは良いし
映像も
衣装デザインも
美術も
音楽も素晴らしいですよ。
素晴らしいんですよ。
ただ、話がどうでもよかった。。
しきたりとかルールとか予言とかが羅列されてって
その通りになったり
話の流れ上、その通りにならなかったり。。
ガザとかウクライナとか
オッペンハイマーによって再び俎上に上がっている核兵器などの
めっっちゃくちゃリアルな痛み、苦しみが思い起こされる今。この今!
この映像を「やっほーいっ!フォーっ!」って楽しめちゃう俺の状況って、、、って自省しちゃうよね。。
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