「お金ちょーだい!」から始まった5歳娘へのお金教育
こんにちは。ファイナンシャルプランナーのchakyです。
うちの長女(5歳)に始めた我が家のお金の教育について書かせていただきます。
今回は、うちがお金教育を始めたキッカケや我が家のお手伝いのルールなどをお話したいと思います。
我が家のやり方が正解ではないと思います。
子どもの性格とタイミングに合わせて、いろんなやり方があっていいというのが私の考えです。
5歳からお金の教育って早くない?って結構言われました。
だけど、私は小さいうちからお金のことは意識させた方がいいと思っています。
まずは、私が5歳の娘にお金の教育をしようと思ったきっかけをお話しします。
お金教育をはじめたキッカケ
私が5歳娘にお金の教育をしようと思ったのは、
娘が「お金ちょーだい!」と言ってきたことがキッカケです。
子どもって、お金が自然と湧き出てくると思ってるな?
と感じることありませんか?
うちはめちゃくちゃあります(笑)
うちの子の場合、ほしいものが今すぐ手に入らないと癇癪がすごいんです。
「今ほしいの!」「今買いに行こう!」
これが通らないと手足をバタバタさせてずっと泣く。
こういうことが、まあまあの頻度であったんです。
まだ5歳ですから、ほしいものを主張することは自然なことだと思います。
ただ、今すぐ手に入れないと気が済まないというのは良くないなあと感じていました。
お菓子やおもちゃ以外に生活するのにお金がかかるの~とか、
予算があるんだ~とか、
ほしいものを買う時はお金を貯めるんだ~とか、
根気強く説明していました。
ある日、いつものようにおねだりが。
断っていたら、「お金ちょーだい!」と言い出したんです。
自分1人で買いに行くからお金をくれと言うんですね。
(いや、無理やて!)
それだけ本気で欲しいものなのかな、とも思いましたが
ゴネれば買ってもらえるという成功体験を増やしたくありませんでした。
言葉で説明しても・・・埒があかん!
ほな、自分で稼いでみよか!
ということで、おこづかい制度(報酬制)がスタートしました。
言葉よりも経験しないとわからないですよね。
子どもにお金の教育をする目的
私が考える、小さい子どもにお金の教育をする目的は以下の通りです。
お金の役割を知る
物を大切にする
親がなぜ働いているかを知る
生きていくためにはお金がかかることを知る
お金のトラブルを回避する
今の段階では、1~3(と4のさわり)がわかってくれるといいなと思っています。
最近はもっぱらキャッシュレス決済なので、子どもにとっては簡単に買い物しているように見えてしまうんですよね。
意識的にお金に触れて考える機会を作ることは大切なことだと感じています。
小学生になったら交友関係も広がるので、5が大事になってくるかなと思います。
小学生の金銭トラブルめっちゃ増えてるようです!
教えておかないと大変なことになりそうですね…(おそろしや)
目標設定
おこづかい制度を始めるにあたって、目標を定めました。
仕事(お手伝い)をしないとお金が手に入らないことを知る
仕事(お手伝い)は人に喜んでもらうことだと知る
「ほしいものを買うためにお金を貯める」という考え方を知る
親がどうやってお金を手に入れているのか、
どんなことをしたらお金を手に入れることができるのか、
欲しいものがある時はお金を貯める(今すぐ買えないこともある)こと
お手伝いを通して、報酬を得て、自分のほしいものを買うにはどれくらいお手伝いをしないといけないか、”大人の世界と同じこと”を体感してもらおうと思いました。
まだ計算ができないので金額はあまり意識せず、
お金がまわる仕組みや考え方が理解できればOKとしました。
お金を貯めることが目的ではなく、その前段階がゴールです。
我が家のお手伝いのルール
お手伝いを始めるなら、一定のルールは必要だと思います。
うちは、
「自分だけじゃなく周りの人が喜ぶことをやってくれたらお手伝い」
としました。
ザックリ、「自分以外の誰かが喜ぶこと」というラインだけ引きました。
ちょっと頑張らないとできないことになるので、お手伝いの難易度としてもちょうどいいなと。
そうすると、5歳にできることって限られてくるんです。
簡単に稼げちゃうと目標が達成できない可能性があるので、お手伝いの難易度の調整は重要です。
自分の身の回りのことを自分でするのは当たり前だし、
大人の仕事だってそうですよね。
喜んでくれる人がいるから、対価としてお金が発生してビジネスとして成り立つわけで。
例えば、自分のお皿を下膳するとか、自分の洗濯物をたたむとか。
これは本来自分でやるべきこと。(洗濯物は5歳には厳しいかもやけど)
妹(2歳)の分までやってあげてくれたらお手伝いとして認めています。
1回1回「誰々が喜ぶからそれはお手伝いね」と一緒に相談しながらすすめました。
そうすると、お手伝いになる・ならないのラインがわかるようになりました。
とにかく簡単に稼がせたくなかったんです(笑)
お金を貯めることが真の目的ではないので、厳しめにしました。
おこづかいをあげる時の注意点
子どもにおこづかいをあげ始める時は、子どもの性格や理解度に合わせてルールを決めてあげてください。
お手伝いが好きな子
お手伝いが好きな子は、報酬制にするとポンポン稼げてしまうので、お手伝いの難易度の調整が重要かと思います。
月額制にするのもいいかもしれません。
ただ、月額制の場合やりくりの仕方を身に着けることがメインになるので、計算ができるようになってからがいいかなと思います。
お手伝いに積極的ではない子
お手伝いに積極的でない子は、報酬制が向いています。
報酬制で気を付けないといけないのは、「報酬がないことはやらない」ようになる可能性があります。
家族の一員としてそれはやってよ!っていうことありますよね。
お手伝いとは別に、同じ家に暮らす家族としてやらなければいけないこともあるし、それをやった上でお手伝いがあるんだということは伝えておきたいですね。
うちの娘の場合
娘の場合は、自分からお手伝いをする子ではないし、報酬制で問題ないと考えました。
娘の性格はこのような感じです。
慎重で繊細
めんどくさがり
お手伝いに積極的ではない
役目を与えられると一生懸命やる
新しいもの好き
うまくできないとすねがち
私が意識したのは、
「大人と同じ」ということを強調しました。
それから、私からお手伝いをすすめることはなく、自己申告制にしています。
「欲しいものができた時に、どう行動するか」を重視したかったからです。
そして、ほしいと思ったものが「本当にほしいものか」を自分で吟味してほしかったのです。
お手伝いしてお金を貯めてでもほしいものって、たぶん本当にほしいものだろうと思います。
お手伝いするほどでもないか~となれば、その時衝動的にほしいと思っただけで大してほしくないものの可能性が高いです(笑)
衝動買いしたものってすぐ飽きたりするし、大人でも経験ありますよね~。
5か月たった娘の様子
noteにつづり始めた現在、お金の教育を始めてから5か月がたちました。
「今ほしいの!」という癇癪はほとんどなくなりました。
ものを買うにはお金が必要なことがわかり、
値段によってはお金を貯めないといけない(すぐ買えない)ということがわかってきたみたいです。
最初は、張り切ってお手伝いしていましたよ。
ほしいものがたくさんあったから。
でも最近はあまりしていません。
というより、お手伝い自体はたまにするんですが、おこづかいを求めなくなりました。
本当にほしいものの区別がついてきたのかなあ、なんて思っています。
現時点の目標を達成しつつあります(^^♪
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次回からは、自分のお金で買い物をしてみた様子とか、そこに至るまでの過程をつづりたいと思います。
※あくまで我が家のやり方です。
我が家ではこうやってるよーって教えてくださる方は、コメントで教えていただけると嬉しいです(*^^*)
みんなで一緒に子どものお金の教育について考えられるといいなと思っています。
よろしくお願いします。