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【天皇杯決勝】ベガルタ仙台vs浦和レッズ【プレビュー】
12月9日 埼玉スタジアム2002
天皇杯決勝
ベガルタ仙台 vs 浦和レッズ
俺と君ならいけるさ
明日への扉を叩きにいこうぜ
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目次
・浦和レッズ
・ベガルタ仙台
・前回対戦
・試合予想
・終わり
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浦和レッズ
鹿島アントラーズ相手に得意のセットプレーから決勝点を奪い、"ホーム"埼玉スタジアム2002で行われる決勝へと駒を進めたが、主力選手である【興梠】【武藤】【青木】の3名が負傷交代となった。
またWBで圧倒的な空中戦の強さを見せる【橋岡】も負傷という噂。
中3日での試合開催となっており、回復が間に合うのか、それとも間に合わないのか。情報戦となりそうだ。
直近の戦績
①○ 1-0 vs 鹿島アントラーズ アウェイ
②○ 3-2 vs FC東京 ホーム
③● 1-2 vs 湘南ベルマーレ アウェイ
④○ 2-1 vs 北海道コンサドーレ札幌 アウェイ
⑤● 1-3 vs ガンバ大阪 ホーム
準決勝ハイライト
リーグ成績
2018シーズン:5位
得点51・・・1試合平均得点1.5(リーグ4位)
失点39・・・1試合平均失点1.1(リーグ5位)
得失点差12
トップスコアラー:興梠 慎三(15得点)
アシストキング:柏木 陽介(13アシスト)
攻撃ポイントトップ:武藤 雄樹
守備ポイントトップ:マウリシオ
得点パターン
①31.4%(16得点)・・・セットプレー
②15.7%(8得点)・・・クロス
③11.8%(6得点)・・・リバウンド
失点パターン
①30.8%(12失点)・・・セットプレー
②25.6%(10失点)・・・ショートパス
③15.4%(6失点)・・・ドリブル
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ベガルタ仙台
モンテディオ山形との"みちのくダービー"を制し、クラブ史上初の決勝へと駒を進めたベガルタ仙台。
過去1度も勝利を収めた事がない"鬼門"埼玉スタジアム2002での優勝を目指す。
注目は絶好調の【ジャーメイン良】。【西村】が移籍して以降欠けていた最終ライン裏へのチャレンジ、シュートの意識を見せている。
結果を残したヴィッセル神戸、モンテディオ山形とは違い、個の能力が高い浦和守備陣とのバトルは勝敗を左右するポイントだ。
直近の戦績
①○3-2 vs モンテディオ山形 ホーム
②●2-3 vs ヴィッセル神戸 アウェイ
③●0-3 vs 鹿島アントラーズ ホーム
④○1-0 vs サンフレッチェ広島 アウェイ
⑤●0-1 vs 北海道コンサドーレ札幌 アウェイ
準決勝ハイライト
リーグ成績
2018年シーズン:11位
得点44・・・1試合平均得点1.2(リーグ11位)
失点54・・・1試合平均1.6(リーグ14位)
得失点差-10
トップスコアラー:石原 直樹(7得点)
アシストキング:蜂須賀孝治(5アシスト)
攻撃ポイントトップ:蜂須賀孝治
守備ポイントトップ:大岩一貴
得点パターン
①29.5%(13得点)・・・セットプレー
②13.6%(6得点)・・・ショートパス
③11.4%(5得点)・・・クロス
失点パターン
①22.2%(12失点)・・・セットプレー
①22.2%(12失点)・・・ショートパス
③16.7%(9失点)・・・クロス
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前回対戦
ユアテックスタジアムで行われたリーグ戦は1-1でドロー。
浦和がスローインから大きな展開で橋岡が先制点、仙台がその後コーナーキックから板倉が決めて同点。
仙台は【梁勇基】をスタメン起用し、フリーマンとしてプレーさせる事でビルドアップを進めていった。
運ぶドリブルができる左HV【板倉】に対して【武藤】がプレスをかけるとHV-WB間に立ち位置をとる【梁】がボールを受け第1プレッシャーラインを攻略。
前進される事を嫌った浦和は5-4-1へ変形し、仙台DFを放置した撤退守備を選択した。
浦和は仙台のアンカー脇を軸に攻撃を行った。
仙台が2トップの【石原】と【阿部】の2人がかりで【青木】を消しにかかったので左右のHVが空く。
これは恐らく【マウリシオ】の身体の向きとは違うパスにより、一気に加速される局面を迎える事を嫌ったのだと予想される。
HVに対してはIHの【梁】か【野津田】がプレッシャーをかけるが空いたスペース・相手に対して中盤のスライドが間に合わない。
結果としてHVからWB経由でアンカー脇のIHにボールが通っていた。
参考ブログ
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試合予想
"ホーム"埼玉スタジアム2002ではJ屈指のサポーター率いる浦和による大声援が予想される。
初の決勝の舞台となる仙台は序盤に勢いを持たれると苦しい展開になるだろう。
仙台は相手とのフィーリングが合う前に失点してしまうケースが多いからだ。
仙台はリーグ最終戦のヴィッセル神戸、天皇杯準決勝のモンテディオ山形に対して序盤は高い位置からのプレスを仕掛け主導権を奪いにいったことから、浦和レッズに対しても序盤は高い位置からの同数プレスを仕掛ける事が予想される。
システムの噛み合わせ上、仙台は浦和のアンカーを捕まえることができない。
よって同数プレスを仕掛けるとすると、アンカーをカバーシャドウしながらとなるだろう。
川崎の中村憲剛が仙台戦で富田を基点として前プレスをかけてきたようにプレスのスイッチを入れられるかどうかが鍵となる。
中央のCBのポジションをとる【マウリシオ】に対して"誘導のみ"の状態となるのが最も最悪な展開だろう。
【マウリシオ】は身体の向きとは違う方向へボールが蹴れるJでは貴重なDF。
①が誘導をかけたつもりで②が遮断+パスカットに向かってもギャップが広がるだけで、その間を通されアンカーに渡ることが予想される。
前からプレスをかけるなら①は誘導+プレスの基準を守る事で【マウリシオ】から可能性を消す事が大切だ。
自力で勝る浦和は大声援とは逆に仙台のシステムとプレッシャー強度を確かめる為に、勢いではなく試合を落ち着かせに入ると予想。
仙台が3-4-3なのか3-1-4-2なのかを判断しシステムの構造的欠陥を突くことが最優先事項だろう。
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終わり
埼玉スタジアム2002への道中には歴代のチャンピオンたちが夢の景色を見せてくれていた。
12月5日のみちのくダービーの勝利後は涙が出た。
ついに天皇杯の、決勝に、俺たちが。
思いが自分の中で爆発した。
でも俺たちの夢はここじゃない。俺たちの夢は今じゃない。
夢を自分たちの手で掴みとろう。
最高のAURAを埼玉の夜に。
今俺達が輝く時
いざ進めshine together