新規事業のセオリー_フェーズⅡ.8. 競合との優位性仮説
「新規事業を創ること」はとても難しいことであり、とてもとても楽しいことですね。このnoteが「新規事業を創る楽しさを皆さんと共有できる場」になることを期待しています。
新規事業のセオリーでは、新規事業創造のステップをフェーズ毎に区切って連載していきます。記事の最後に全体像(連載目次)を記述しています。
フェーズⅡ : 仮説設計 8. 競合との優位性仮説
「フェーズⅡ : 仮説設計」のここまでの取り組みで、ようやく新規事業の形が見えてきて、プロジェクトメンバー同士で一息つく頃です。
そして、いよいよここで社外に目を向け、じっくり競合の調査に取り組んでいきます!
以前の「3.類似製品・サービス調査」で実施した内容は、「自分の考えたアイディアと同じようなサービス(製品)は無いかなぁ?」という感じの軽いものでした。
今回、このタイミングでの競合調査は2つの観点から行います。
1つ目は「4. ターゲット顧客と価値の仮説」において、「誰に、どのような価値を提供するのか」について仮説を立てましたので、「ターゲット顧客と提供する価値」のそれぞれについての競合と比較します。
2つ目は「7. 価値提供する機能の仮説 」において仮説を立てた「価値提供する機能」についての競合との比較です。
それでは、それぞれの比較方法について具体的に記載していきます。
(1)「ターゲット顧客と提供する価値」の比較
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