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お初の木ノ下歌舞伎「桜姫東文章」
先日、木ノ下歌舞伎を初鑑賞
今回は「桜姫東文章」、あの題材を現代言葉に置き換えての上演でさらに演出は岡本利規さん、一体どんな風に表現されるのかドキドキしながら鑑賞
しました。
舞台演出は超個性的
場内に入ると少し斜めにセットされた舞台が。これ、舞台上に舞台があり、役者さんも出番以外はくつろいで見ているという設定。
さらに歌舞伎の屋号かけ声のような演出がされていて、叫ぶ言葉が「ポメラニアン」とか謎の声かけ。
何?この世界観??
![](https://assets.st-note.com/img/1675664032662-VrgydJcmrH.jpg?width=1200)
独特の動きと言い回し
役者さんはあえて無機質な台詞で、動きも歌舞伎をスローモーションにしたような独特なスタイル。はじめは追いついていけなかったのですが、ストーリーは文楽のようにあらすじがわかるテロップが出るため、とりこぼしなく。役者さんはひとり何役もこなすのですが、スイッチが切り替わる瞬間も見れるので興味深く鑑賞出来ました。
特に成河さんの役どころは極悪非道の釣鐘権助と高僧・清玄様という相反する役を見事に演じ分けていて見応えあり。
桜姫役の石橋静河さんも、姫からどんどん落ちていく様や大立ち回りが、清く,美しく。
脇を固める役者陣も全員個性的なので、舞台全体を味わい深くしてました。
じわる、唯一無二の舞台
3時間もの長時間、飽きると思ったら後半になるにつれて引き込まれ…
じわる、舞台です。
癖になるかも。
唯一困った事といえば座席が堅いのでお尻がいたくなります。
一応クッションはありましたが、もし堅い座席が苦手な方はクッション持参すると舞台に集中出来ると思います。